第151章 お前の腹に縫い込む

闇夜を切り裂くような無線機のスピーカーから、江口美玲の声が冷酷な毒蛇のように阿部岳斗の耳へと這い入った。

「だけど、警察があんたをあの男子病棟の独房へ送り込む前に……」

「あたしが先に、用意しておいた生々しい子宮を、その腹に縫い付けてあげる」

阿部岳斗の全身が激しくこわばった。 潰れた眼窩からは、血の涙が瞬く間に凍りついた。

「カチャリ」

取調室の鉄の扉が外から押し開けられた。

白衣をまとい、マスクを着用した三人の闇医者が足を踏み入れた。 先頭に立つ医者は、冷気を放つチタン製の合金ケースを手に提げている。

特捜班の主任検察官たちは顔も上げず、机の上の捜査書類を手際よくまとめると...

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