第167章 どれくらい持ちこたえられる?

「見つからないなら、今日ここで全員死ね」

市川颯人は銃口を院長のこめかみにねじ込んだ。セーフティは外れている。

冷たい金属の感触に、院長はその場で失禁した。黄色い液体がスーツの裾を伝い、床に広がっていく。

「い、市川さん! 手はあります! まだ手は……!」院長は甲高く叫び、頭を抱えたまま床に膝をついた。「ヨーロッパで一台しかない特殊な体外循環装置を使うんです! 彼女の血液をいったん外に出して不純物を取り除き、心臓と肝臓の働きを機械で無理やり肩代わりさせる!」

「どれだけ保つ」

市川颯人の声は、地獄の底から這い上がってきたものみたいに低かった。

「さ、最大で……最大で一か月です! ...

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