第32章 感電死した

特注の電撃装置は、長時間の稼働に耐えきれず――鈍い「ボン」という音を立てて沈黙した。

主治医が数名の看護師を引き連れ、慌てた様子で病室へ駆け込んでくる。

彼らは、美玲が感電死したのだと思ったのだ。

医師は汗だくで聴診器を取り出し、心音を確かめようとする。

その手が美玲の胸元に触れた瞬間、美玲はびくりと肩をすくめた。

「ひゃっ!」

短い悲鳴。

医師が固まる。

美玲は大きな瞳をぱちぱちさせ、次の瞬間には眼窩いっぱいに涙を溜めた。白衣の医師を見上げ、唇をへの字に曲げて、委屈そうに言う。

「白衣のおじさん……やさしくして。美玲、すっごく痛いの」

病室にいた看護師たちが、一斉に息を...

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