第61章 道連れにしてやる!

「バンッ!」

救急処置室で、医師が除細動器のパドルを美玲の骨ばった胸に叩きつけるように押し当てた。

強烈な電流が身体を貫き、薄い身体がびくんと跳ね上がってから、冷たい手術台へ重く落ちる。

一回、二回、三回。

モニターの直線はなおも沈黙したまま。けたたましいアラームが、部屋中に死の宣告みたいに響き渡る。

救急処置室の防弾ガラス越しに立つ阿部岳斗は、目を血走らせていた。

仕立てのいいスラックスには、美玲が吐いた黒赤い血の塊がべっとりと付着している。濃い血の臭いが神経を刺し、息をするたび喉の奥まで鉄臭さがまとわりついた。

「こいつが死んだら、お前らチーム全員まとめて終わりだ!」

拳...

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