第82章 お願いだからやめて!

水牢に沈められていた、血まみれのビニール袋。目黒律の、切り落とされた臓器。折られた脚――!

阿部岳斗は、美玲の真っ青な顔を眺め、満足げに口角を上げた。

「目黒律はまだ水牢で漬けてある。毎日高熱でうなされて、傷口は腐って骨が見えてるらしい。小池さんが言ってた。もう数日もたないってな」

「……やめて……」

美玲は絶望に目を閉じた。堪えきれない涙が一気に溢れ、頬を伝って落ちる。

だが阿部岳斗は止まらない。むしろ顔を寄せ、囁くように追い打ちをかけた。

「可哀想になったか? じゃあ当ててみろ。今日、もう片方の脚も折らせたら――明日まで生きていられると思うか?」

「やめて! 阿部岳斗、お願...

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