第7章

 クレアが烈火の中で炭と化した――その凶報は、羽でも生えたかのように瞬く間にスコットランドへ届いた。

 その夜、ひと通の手紙が私のもとへ運ばれてきた。封筒の中には、涙でぐしゃぐしゃに濡れた羊皮紙と、暗赤色の血が数滴入った小さな水晶瓶。

「愛しいエウィラー……クレアの死を知った、その瞬間にようやく『暗夜契約』の洗脳から目が覚めた」

 黒いベルベットの背もたれに身を沈め、私は便箋を指でつまんだまま、吐き気のする文面を声に出して読む。

「憎しみに目を曇らせ、世界で唯一、二度目の命を与えてくれたあなたを傷つけた。私はエディンバラのレイヴンズクロフト古城に潜んでいる。悔恨の証として、この血の信...

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