第40章

振り返った瞬間、頬に浮かべていた笑みはすっと消え、全身に陰りが落ちた。

仲良くする?

寝言も大概にしろ。

前世の恨みも、今世の怨みも――死ななきゃ消えない。

それから数日、古川朱那は相変わらず毎日料理を作っては古川礼和の病室へ運び、ときどき面倒な雑務まで手伝った。

一週間後、古川礼和は退院。医師からは、帰宅後もしばらく安静に、特に怒らないこと――などと念を押された。

周防天華も退院した。あの日、病院で古川朱那を陥れた件以来、彼女は妙に口数が減っている。

古川家の三兄弟は彼女を罰するどころか、根気よく諭して「安心して暮らせ」と宥めた。天華は何度か泣いたあと、本当に反省したような顔...

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