第66章

その言葉を口にした瞬間、彼女の瞳はきらきらと輝き、全身が淡く発光しているみたいだった。

「そこらの小手先の――いわゆる「芸能事務所ごっこ」じゃない」

古川朱那は一拍置き、まっすぐ未来図を描き続ける。

声に、これまでになかった熱が宿っていた。

「本当に価値のあるものを作る。才能の芽を見つけて、育てる。

社会の空気を少しでも動かせるような、いい作品を生み出したい

できるなら、この業界に染みついた不公平も一回洗い流して、創作と人材をちゃんと敬うルールを作る

見てみたいの。私、古川朱那ひとりで……どこまで行けるのか。私の限界が、どこにあるのか」

個室はしんと静まり返った。

窓の外で...

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