第194章 負け惜しみ

西園寺蓮は彼女を一瞥した。

「本当にやるのか?」

九条綾は頷いた。

「負けるとは限らないでしょ」

西園寺蓮は眉を跳ね上げた。

「いいだろう。始めよう」

若い娘が真っ先に手を挙げた。

「私から私から! 私が先攻ね!」

最初のお題は簡単なものだったが、一周してみると、九条綾はこのゲームが見かけによらず意外と難しいことに気づいた。

とっさに頭の中で、それほど多くの単語が浮かんでこないのだ。

桜加奈子が一度詰まり、潔く罰杯を干した。

九条綾も一度詰まってしまい、飲もうとしたところを西園寺蓮に遮られた。

それを見た桜加奈子がすかさず声を上げる。

「えーっ、身代わりの場合は二倍...

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