第105章:新月パックに行く

三人称視点

翌朝、クラウスはエマを捜しに行ったが、彼女は執務室にいなかった。

看護師によれば、エマはジャスティンと一緒に、ついさっき外出したところだという。

クラウスの表情が変わり、彼はすぐさま階下へ駆け下りた。

駐車場に着くや否や、ちょうど発進しようとしているジャスティンの車が目に入った。

クラウスは駆け寄り、二人の車を止めた。

ジャスティンは急ブレーキを踏み、窓を下ろして眉をひそめた。

「頭でもおかしくなったのか?」

クラウスは後部座席のドアを開け、そのまま乗り込んだ。

「どこへ行くんだ?」

ジャスティンはバックミラー越しに彼を一瞥し、冷ややかに言った。

「警察署だ。被害届...

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