第165章エマの逮捕

三人称視点

エマはベッドサイドに立ち、ソレンのバイタルを一つずつ確認していた。

そのとき、鋭く切迫した着信音が鳴り響き、病室の静けさを打ち砕いた。

ジャスティンは携帯を取り出した。

表示された番号を目にした瞬間、眉がきゅっと寄る。

「アルファ、今すぐムーンリバーへお戻りください!」

受話器の向こうのかかりつけ医の声は、取り乱し、涙混じりに震えていた。

「キャサリン様が急性心不全を起こされました! 救急外来へ搬送されたところです!」

ジャスティンの顔からさっと血の気が引いた。

「どうして急にこんなことに?」張りつめた声が喉からこぼれる。

「非常に危険な状態です。ずっとあなたのお...

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