第213章ボーナスチャプター:遠くからの祝福

三人称視点

同じころ、数百キロ離れた場所――ムーンリバー部族の本部。

ジャスティンは机に向かい、つい先ごろ締結したばかりの交易協定書が何通も天板に広げられていた。

ドアをノックする音。フィオナが入ってくる。

彼女はタブレット端末を手にしていた。机まで歩み寄ると、画面を彼に向けて傾けた。

「ゴールデンムーン部族からの知らせです」

ジャスティンは画面に目を落とした。

そこには一行だけ、文字があった。

エマ・エンソは本日未明、双子の男児を無事に出産。母子ともに健康。

ジャスティンはその一行を読んだ。

表情はまったく動かない。追加の質問も口にしない。

彼は元いた姿勢のまま、そこに留まり続け...

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