第84話一緒にレッドストーンシティへ

三人称視点

深夜、キャンベル・グループの社屋にて。

ナンシーはバースデーケーキを抱え、ロビーへと入ってきた。

エマとジャスティンはすでに一緒になっている。ということは、クラウスはきっとひどく落ち込んでいるはずだ。

彼女にとって、それはまさに絶好の好機だった。

日付が午前零時を過ぎれば、その瞬間がクラウスの誕生日になる。

自分が真っ先に彼を祝えば、きっと心を動かされるに違いない。

ナンシーは尊大な口調で受付の職員に命じた。

「クラウスに会いたいの。取り次いでちょうだい」

だが意外にも、職員は彼女を拒んだ。

「申し訳ありません、ナンシー様。上へはお通しできません」

「何ですって...

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