第318章

黒川颯がまた物を届けに来た。

門の外におもちゃが山積みになっており、神谷竜也が作業員に指示を出しながら、箱を次々と荷下ろしさせていた。

伊井瀬奈は、この嫌な男がおもちゃ屋を空っぽにしたのではないかと疑った。でなければ、これほど大量の物を運んでくるはずがない。

家が広くなければ、彼が送ってきたこれらのおもちゃを置く場所もないだろう。

伊井瀬奈がドアを開けて外に出ると、地面に散らばった物の量に驚いた。さっき二階から見た時ははっきり見えなかったが、壁際には人の背丈ほどの高さまで箱が積み上げられていた。

おそらく全部おもちゃだろう。

「黒川颯、これは何のつもり」

黒川颯は機嫌が良さそう...

ログインして続きを読む