第377章

黒川の爺様は朗らかに笑った。

「ひいおじいさんはもうこんなヨボヨボの爺さんだぞ。これ以上背が伸びたら、妖怪になっちまう」

伊井瀧は黒川の爺様の膝の上に座り、その腕を撫でる。

「ひいおじいさん、痩せすぎだよ。もっとごはん食べなきゃ」

伊井瀧の言葉に、黒川の爺様はさらに嬉しそうに笑い、両腕で二人の小さな子をしっかりと抱きしめた。

「おやおや、お前たち二人は賢いなあ。ちゃんと食べないと背も伸びないし、肉もつかないって知ってるんだな。ひいおじいさんは妖怪にはなりたくないが、もうこんなに年寄りだから、背は伸びんよ。お前たち二人が大きくなるのを待つしかないな」

森下さんが再び弁当箱を前に押し...

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