第445章

鳳川光成は熱烈に誘ってきた。

「家の連中が俺のこと、仕事もしないでふらふらしてるってうるさいんだよ。俺がちゃんと真面目にやってるってことを証明しに来てくれよ!」

言い終えると、彼は黒川颯に向き直った。

「兄貴も来るだろ? お婆さんがこの間、兄貴のこと聞いてたぜ」

黒川颯は伊井瀬奈に顔を向けた。

「俺は顔を出すつもりだが、お前はどうする? 一緒に行くか?」

「ええ、一緒に行くわ」

鳳川光成は機嫌を良くし、すかさず呼び方を変えた。

「じゃあ兄貴、姉さん、明日は頼んだよ。着いたら電話してくれ、入り口まで迎えに行くから」

黒川颯の頬がひきつった。

「変な呼び方をするな。誰が姉さん...

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