第469章

傍らにいた石川悦子とデザイナーの高明も、深く頷いて同意した。二人とも、自社のボスの大ファンなのだから当然だ。

石川悦子が口を開く。

「安奈さん、芸能界デビューするなら他に何もいりませんよ。そのお顔だけで絶対トップ取れますって! すっぴんでもこんなに綺麗なんですから!」

高明もそれに同調する。

「安奈さんのお顔は、美容整形外科医が手本にするレベルですよ。芸能界に行ったら敵なし間違いなしです」

自社の社員二人から手放しで褒めちぎられ、伊井瀬奈は少々気恥ずかしくなった。社内で言うだけならまだしも、外部の人がいる前で上司をそこまで持ち上げるだろうか。

「もう、二人とも。おだてるのはその辺...

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