第127章 紹介しようか?

スローン視点

「スローン、まずはこれを見てくれ」

彼は書類袋を指で示し、開けるよう促した。

訝しみながら中身を取り出す。出てきたのは、画像が何枚も添付された、やけに分厚い診療記録だった。

患者の右腕は、過去に重い外傷を負っていた。神経は二度と元には戻らないほど傷ついており、慢性的な神経痛を伴ううえに、筋肉がやせ細る兆候まで出ている。

読み進めるにつれて、眉間のシワが深くなっていった。

今の一般的な治療法では完治などほぼ望めず、投薬とリハビリで痛みを抑えるのが精一杯、といったところか。

「これは……」

顔を上げ、ブランドン教授とハリソンの間に視線を往復させる。

「俺の手だ」

...

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