第23章 嘲笑

デイビッドは一瞬きょとんとしたあと、すぐに笑った。澄んでいて、屈託のない笑み。

「どんな女性、ですか……うーん。僕なら、賢くて、自分の考えを持ってる人が好きですね。男に寄りかかってるだけのタイプじゃなくて」

そう言って彼は私のほうへ顔を向ける。視線には、隠す気もない賞賛が宿っていた。

「……たとえば、あなたみたいな」

私は言葉を失った。

――私みたいな?

自立していて、冷静で、時に冷淡ですらある。

ジャレッドには一度も正面から見てもらえなかったそういう部分が、デイビッドの目には「長所」として映っている。

ふっと笑いが漏れた。小さく、軽く――自嘲の色を含んだ笑い。

私、ほんと...

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