第31章 俺がやったんだ

スローン視点

ジャレッドの顔色は相変わらず重く、視線は私の青白い顔に落ちたままだった。

その眼の奥で渦巻くのは、後悔と――怯え。自分のせいで取り返しのつかないことになりかけた、という恐怖。

病室はめちゃくちゃだった。彼が叩きつけた保温容器は床に転がり、割れた欠片の周りにお粥がべっとりと広がっている。汚れたシーツと、点々と散った飛沫。息苦しいほどの惨状。

イザベルの姿はもうない。おそらく、ジャレッドに追い出されたのだろう。

横になってからまだ間もないのに、コンコン、とまたドアが叩かれた。

入ってきたのは車椅子のケイラだった。

病衣姿で、左肩と両腕はギプスと包帯に固められている。血...

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