第80章 嫉妬する

数日後、私は研究室へ顔を出し、プロジェクトの進捗を確認しに行った。デイビッドは新しい機材の搬入で浮き立っていて、設置作業を身振り手振りで指揮している。私の姿を見つけるなり、ぱっと駆け寄ってきた。

「スローン、やっと来た! ハリソンさんのところから連絡があってさ。最近また持病が出たらしくて、腕のいい理学療法士を知らないかって」

その言葉に、私は手を止めた。

「……前にマリア院長が置いていった、眠りを助ける薬包があるの。頭痛にも多少は効くはず」

少し考えてから、収納棚の奥を探り、上品な布包みを取り出す。

「デイビッド、ハリソンさんの秘書に連絡して。私が直接届けるわ。投資してもらってるし...

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