第317章

澪清司が蛍を手に入れてからというもの、その心は激しく揺れ動いていたが、それとは対照的に、同じく星々を手に入れたもう一人は、毛布にくるまって安らかに眠っていた。

少年はすでに熟睡している。

唐沢優子は彼のおでこに触れた。熱はもう引いている。それから、彼が胸にしっかりと抱きしめている瓶を引き抜こうと、そっと手を伸ばした。

途中で起こしかけてしまった。

少年は瓶を、まるで貴重な宝物のように固く抱きしめていた。指は血の気を失って白くなるほど強く握りしめられている。それでも、唐沢優子の優しい声でなだめられるうちに、ゆっくりと力が抜けていった。

月ちゃんは唇を引き結び、唐沢優子の動きを期待を込...

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