第380章

深夜。

研究所の灯りが消えることはない。

薄いレンズは電子スクリーンの光を反射し、まるで目の前にいくつもの幾何学的な破片が織りなす網を構築しているかのようだ。

「教授、また幻覚領域へ考察に入った調査員に精神汚染が確認されました。汚染値はすでに20パーセントを超えていると推測されます。医療センターまでお越し願えませんか!」

数人の四級保安要員が男の背後に立っている。制服は新しく、髪は洗い立てで湿っており、体からは濃い消毒水の匂いがした。

彼らは外勤から戻ったばかりの調査員たちだ。

彼らは『汚染区』の深部へと調査に入り、変異した植物や、人類には理解不能なほど歪んだ空間、そして異種の擬...

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