第50章 天才の正体が暴かれる

「このフォロワーたちの熱量をうまく運用できれば、その商業的価値は計り知れません。現在、皆様が速水ミオに請求されている損害賠償額など、遥かに凌駕するでしょう」

誰一人として、速水ミオがそのような切り口で交渉してくるとは予想していなかった。

一瞬にして、オフィスは水を打ったように静まり返る。

黒崎統夜は姿勢を正し、片手で顎を支えながら、面白そうに彼女を値踏みした。

従順な子羊かと思えば、なんと狡猾な狐だったとは。

氷室ジンが目をかけるわけだ。

面白い。

実に面白い。

沈黙の後、速水ミオは一つ溜息をつき、衆人の視線の中で静かに口を開いた。

「分かっています。たとえ今回のニュースが...

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