第64章 黒崎統夜のスタイルは抜群だ

風がレースのカーテンをふわりと巻き上げ、陽光が彼女の華奢なシルエットに降り注ぐ。まるで天使のように、黄金の輝きを纏っていた。

黒崎統夜は見惚れてしまい、一瞬、目が離せなくなった。

その焼けつくような視線を感じ、速水ミオは思わず身を震わせる。

彼女は慌ててカーテンを下ろし、壁に背を預けて両手を押し当てた。心臓が早鐘のように高鳴っている。

さっきの光景は、本当に温かかった。

あの冷血漢の閻魔・黒崎統夜が、娘の前ではあんなに優しいなんて。正真正銘の親バカだ。

カノンの父親も、親バカなのだろうか。

黒崎統夜みたいに、カノンに優しくしてくれるだろうか。

考えを巡らせるうち、速水ミオの思...

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