紹介
チャプター 1
もう少し下げて！
もう少し下げて！
「ははっ、すごく白いな！」カーテンの隙間から、梅龍はようやくあの息を呑むような白い光を垣間見た。興奮のあまり思わず涎を垂らし、心の中の言葉が口から漏れてしまった。
白いカーテンで仕切られたベッドの前から、すぐさま二人の女性の憤慨した声が響いた。
「この梅龍のバカ！また私が注射を打つところを覗いたの？！後でぶん殴ってやるからね！」
この女性の声は二十三、四歳ほどに聞こえ、まさに激辛唐辛子タイプで、怒り心頭で梅龍に怒鳴りつけた。
彼女に注射をしている医師の蒋愛蘭も、呆れて頭を振りながら怒りをあらわにして叱りつけた。「梅龍、いい加減にしなさい。患者のプライバシーを尊重するってことをいつになったら学ぶの？これは医者として患者に保証する基本的な権利なのよ。それをあなたは踏みにじってる。これで何回目？もう腹が立って仕方ないわ！」
蒋愛蘭は外にいる梅龍に向かって怒鳴った。「言っておくけど、あなたのやったこの恥ずかしい行為、お母さんに言いつけるからね。お母さんはせっかくあなたを引き取るよう頼んでくれたのに。これ以上続けるなら、この診療所から出て行きなさい！」
蒋愛蘭は女性患者に注射を打ち終えると、気遣いながら彼女のズボンを上げてあげ、申し訳なさそうに言った。「宝菊、今回だけ姉さんにお願い。もう一度だけあの子にチャンスをあげて。後でハタキでぶん殴って、あなたの仕返しをしてあげるから。絶対に次はないって約束するわ！」
「いいのよ、愛蘭姉さん、あなたのせいじゃないわ。全部あの梅龍のクソ野郎が悪いの。犬は糞を食う癖は直らないってね！」
薛宝菊は服を整え、ようやく一息ついて、さらに憤慨して言った。「安心して、愛蘭姉さん。診療所のことは責めないわ。ただ梅龍のバカと決着をつけるだけよ！どこにいるの？」
薛宝菊はこのことで相当腹を立てていた。最近体調を崩し、婦人科の炎症にかかっていたが、注射を打ちに来るたびに梅龍に覗かれていたのだ。忍びがたきは忍ぶべからず、薛宝菊は今日こそ梅龍にお灸を据えてやると誓った。
半人前の梅龍は、事態がまずいと見るや、診察室に留まる勇気もなく、すでに玄関の外、中庭に飛び出していた。
首を伸ばして慌てて説明した。「ごめんなさい、宝菊姉さん、本当に故意じゃなかったんだ！次は絶対にしないから。愛蘭姉さん、このことはお母さんに言わないでくださいよ！恥ずかしくて死んじゃう！」
「それに、宝菊姉さん、僕が覗いたのはあなただけだよ。他の人は見る価値もないって思ってるんだから、それだけは分かってほしいな！」
梅龍は焦って叫んだ。「それに、宝菊姉さん、僕だって診療所の医者の一人で、愛蘭姉さんの下で研修してるんだから、気にしないでよ。患者が医者に見られるのは普通のことじゃないか！」
「あぁ、今日はもう遅いし、愛蘭姉さん、宝菊姉さん、先に失礼するよ！また明日！」
梅龍は部屋の中で薛宝菊が薬を受け取り、追いかけてくるところを見て、彼女が恨みがましい目で自分を睨んでいるのを見ると、魂が抜けたようになり、急いで中庭の外へと逃げ出した。
しかし、診療所の門を出てほんの数歩も行かないうちに、薛宝菊がびっこを引きながら足早に追いかけてくるのが見えた。彼女はお尻に注射を打ったばかりで動きづらそうだったが、それでもウサギのように走り、まるで飛ぶかのように速かった。
彼女が本当に骨の髄まで自分を恨んでいるようだと、梅龍は振り返って見て、ため息をついた。
急いで諭した。「もういいじゃないか、宝菊姉さん、本当に悪かったよ！そんなに速く走らないで、痛くないの？安心して、絶対に次はないから！」
「いい度胸ね、このクソ野郎！まだ『次』なんて考えてるの！」
彼が諭すどころか、薛宝菊の怒りはさらに燃え上がり、ふらふらと彼に向かって追いかけてきた。
歯ぎしりしながら、「いいわ、この梅龍のバカ、今日こそぶん殴ってやる！歯を何本か折ってやって、二度と悪さができないようにしてやる。私が前世であなたに借りでもあるっていうの？」
薛宝菊は叫んだ。「私はもう結婚が決まってるのよ。婚約もしてるのに、まだ私を放っておいてくれないなんて、こんな奴見たことないわ！今日は決着をつけるわよ。捕まえたら殴り殺してやる！」
梅龍はそう言われて、苦笑するしかなかった。誰を怒らせたんだろうと思った。
去年の今頃、看護学校を卒業したばかりで、市内の中央病院で男性看護師として働いていたときのことを思い出した。彼はとても真面目で、自分の仕事だけでなく、他の人の仕事まで引き受けていた。
しかし、そんな彼でも、偶然にも副院長が女医長と浮気しているところを目撃してしまい、すぐに解雇されてしまった。
村の診療所に来てからは、教訓を得た。チャンスがあれば、女性の利を取れるなら、遠慮すべきではないということだ。
どんなに品行方正でも、不意に解雇される可能性があるなら、遠慮する必要はないだろう？
それでも彼には原則があった。薛宝菊、かつての彼のアイドル以外は、どんなに美しい女性でも覗かなかった。しかし、たった一人を見ただけで問題が起きた。
梅龍は細い山道を駆け上がりながら、振り返って言った。「姉さん、もう追いかけないでよ、このままじゃお尻が腫れちゃうよ！次に捕まったら、その場で立ち止まって、思いっきり殴らせてあげるから、今回だけは勘弁して！ね？」
「あんた、このクソ野郎、梅龍、まだ『次』なんて考えてるの！捕まえたら生きたまま皮をはいでやる。二度と私に悪さできないようにしてやる！」
薛宝菊は梅龍を猛追しながら、怒って叫んだ。「言っておくけど、梅龍、私はあなたより五、六歳年上なのよ。私があなたと付き合うなんてあり得ないから、その望みは捨てなさい！」
「いいから、そこで止まりなさい。私にスッキリ殴らせて、気が済んだら許してあげるわ。そうしないと、絶対に許さないからね！」
「うわぁ、やめてよ！」
薛宝菊がそう言うと、梅龍は山道をさらに速く走った。捕まったら、殴り殺されるんじゃないか？この女、すごく怖いぞ。これが本当に僕の憧れの人だったのか？
梅龍は心の中で不満に思いながらも、今日は薛宝菊が何かに取り憑かれたかのように、足が不自由なはずなのに猛スピードで追いかけてきて、あっという間に彼を崖っぷちに追い詰めた。これでは逃げ場がなかった。
この崖はそれほど高くなく、下も数メートルしか深さがなかったが、それでも落ちれば恐ろしいことになる。梅龍はついに諦めた。
梅龍は両手を挙げて降参した。「宝菊姉さん、五、六歳年上なんて大したことないよ。とにかく僕はあなたが好きなんだ、どうしようもないじゃないか？言っておくけど、あなたは僕の理想の女性で、それは変えられないんだ！」
「宝菊姉さん、もう逃げないよ。殴ってよ！思いっきり殴って、あなたの虜にしてよ。幽霊になっても本望だよ！」
梅龍が崖の上に立ち、背筋をピンと伸ばし、輝く目で自分を見つめているのを見て、薛宝菊は突然顔を赤らめ、そこまで怒りを感じなくなった。
しかし、そう簡単に梅龍を許すつもりはなかった！
「梅龍、今日はどんな甘い言葉を並べても、私の手から逃れられないわよ。大人しく立っていなさい。思いっきり蹴らせてもらうわ、そうすれば問題ないわ！」
薛宝菊は顔を赤らめながら、突然前に出て、梅龍を蹴ろうとした。彼は心が沈み、目を閉じた。
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禁断
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十分になったところで、主人は私を立たせ、聖アンドレの十字架まで連れて行き、手足を拘束した。私はこの十字架が大好きで、特にフロッグで叩かれるのが好きだった。今夜の主人もまさにそれを考えていた。
私はセーフワード「カップケーキ」を告げた。主人はそのワードに驚いたようだったが、私の人生では全てに意味があるのだ。
主人がフロッグで叩き始めると、その感触は天国のようだった。そこで止まることなく、背中が暖かくなるまで叩き続け、それから裸の体を押し付けながら首筋にキスをし、耳を噛んだ。私はとても興奮した。
その後また最初から叩き始め、徐々に強くなっていった。私の秘所を弄り、絶頂の寸前まで追い込んでは止める。それを何度も繰り返した。
ある時点で、酔ったような目眩を感じ始めた。その感覚に慣れていなかったので、セーフワード「カップケーキ」を使った。
主人と話し合い、なぜセーフワードを使ったのか説明した。制御を失う感覚が好きではないと伝えると、主人は今のところは受け入れてくれた。
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＊＊＊
「どうか、お仕置きはご容赦ください。次回は必ず時間通りに。ただ、その―」
「次に許可なく話したら、お前の口を別の方法で封じることになるぞ」
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＊＊＊
「お前は俺のものだ、子猫ちゃん」
彼は激しく深く突き上げ、その度に私の中へと深く沈み込んでいく。
「はい...私は...ご主人様の...もの...です」
私は背後で手を握りしめながら、狂おしいほどの声を上げ続けた。
