彼の浮気を暴いたのは、すべての始まりに過ぎなかった
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親友のクローゼットの中に隠れて、婚約者の浮気現場を押さえようとしていた。
ドアの隙間から、ベッドの上の二人が見えた。
寺紗はアイマスクをされて、手首をシルクのスカーフでベッドのヘッドボードに縛りつけられている。
覚の両手が彼女の喉元を締め上げていた――いわゆる首絞めプレイ、だと思った。
しかし、彼女の甘い声は、やがて苦しそうなむせ返る音に変わっていった。
身体が大きく痙攣し、縛られた両手が空を掻くようにもがき、脚はマットレスを必死に蹴りつける。
――そして、ぴたりと動かなくなった。
覚は手を離し、寺紗の首筋に指を当てて脈を確かめ、それから小さくため息をついた。
そして、タバコに火をつけた。
彼はそのまま彼女の身体の隣に腰掛け、スマホをいじり始めた。
慌てる様子もない。心臓マッサージもしない。110番に電話もしない。
まるで、人が死ぬところを見るのはこれが初めてじゃないと言わ...
ドアの隙間から、ベッドの上の二人が見えた。
寺紗はアイマスクをされて、手首をシルクのスカーフでベッドのヘッドボードに縛りつけられている。
覚の両手が彼女の喉元を締め上げていた――いわゆる首絞めプレイ、だと思った。
しかし、彼女の甘い声は、やがて苦しそうなむせ返る音に変わっていった。
身体が大きく痙攣し、縛られた両手が空を掻くようにもがき、脚はマットレスを必死に蹴りつける。
――そして、ぴたりと動かなくなった。
覚は手を離し、寺紗の首筋に指を当てて脈を確かめ、それから小さくため息をついた。
そして、タバコに火をつけた。
彼はそのまま彼女の身体の隣に腰掛け、スマホをいじり始めた。
慌てる様子もない。心臓マッサージもしない。110番に電話もしない。
まるで、人が死ぬところを見るのはこれが初めてじゃないと言わ...




