異世界に転生して王宮で育児院を設立する
673 閲覧数 · 完結 · 渡り雨
異世界から転生した私は、エルファリア王国の王宮で最も地位の低い『月妃』になっていた。
特別な能力もない私は、この魔法の世界でただ静かに暮らしたいだけ。
しかし一年後、同じ宮で暮らしていた夫人が政争に巻き込まれて処刑された。
彼女の遺したわずか三歳の息子、第五王子であるレオンは、誰もが触れたがらない「焼け火箸」となる。
結局、その子は私の住まう臨月殿(りんげつでん)へと預けられることになった。
子供の世話? それなら、まさしく私の専門分野だ。
それから間もなく、ある夫人が魔法の暴走で命を落とし、生後一ヶ月の小さな王女様も私の元へ。
さらにその後、傲慢だったエミリア夫人が王の寵愛を失い、十歳の第一王女までもが私の宮殿にやって来て……。
ちょっと待って! どうして私が王宮で育児院(いくじいん)を開くことになってるの!
特別な能力もない私は、この魔法の世界でただ静かに暮らしたいだけ。
しかし一年後、同じ宮で暮らしていた夫人が政争に巻き込まれて処刑された。
彼女の遺したわずか三歳の息子、第五王子であるレオンは、誰もが触れたがらない「焼け火箸」となる。
結局、その子は私の住まう臨月殿(りんげつでん)へと預けられることになった。
子供の世話? それなら、まさしく私の専門分野だ。
それから間もなく、ある夫人が魔法の暴走で命を落とし、生後一ヶ月の小さな王女様も私の元へ。
さらにその後、傲慢だったエミリア夫人が王の寵愛を失い、十歳の第一王女までもが私の宮殿にやって来て……。
ちょっと待って! どうして私が王宮で育児院(いくじいん)を開くことになってるの!



