離婚後つわり、社長の元夫が大変慌てた

離婚後つわり、社長の元夫が大変慌てた

来世こそは猫 · 連載中 · 736.6k 文字

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紹介

三年間の隠れ婚。彼が突きつけた離婚届の理由は、初恋の人が戻ってきたから。彼女への けじめ をつけたいと。

彼女は心を殺して、署名した。

彼が初恋の相手と入籍した日、彼女は交通事故に遭い、お腹の双子の心臓は止まってしまった。

それから彼女は全ての連絡先を変え、彼の世界から完全に姿を消した。

後に噂で聞いた。彼は新婚の妻を置き去りにし、たった一人の女性を世界中で探し続けているという。

再会の日、彼は彼女を車に押し込み、跪いてこう言った。
「もう一度だけ、チャンスをください」

チャプター 1

柔らかなベッドで、渡辺美代(わたなべみよ)の太ももは高橋隆一(たかばしりゅういち)に無理やり開かれ、美しいマンコが露わになった。そこは乾いていて、まだ愛液が流れていなかったが、高橋隆一は前戯しなても、ゴムをつけてから直接挿入した。

激しい痛みで渡辺美代の顔色が青ざめた。彼女は低く叫んで、反射的に高橋隆一を押し返そうとした。高橋隆一は低く息を吐き、冷笑しながら彼女の手を掴んで言った。「何を装っているんだ?この時でもまだ隼人に貞操を守るつもりか?」

その一言で渡辺美代は全ての抵抗力を失った。彼女の手は垂れて、頭を横に向けた。

渡辺美代が抵抗しなくなったことに気づいた高橋隆一の目には一瞬暗い色が浮かんだが、すぐに欲望に取って代わられ、荒い息を吐きながら動き始めた。大きな手は渡辺美代の胸を覆いて強く揉みしだいた。

「ちょうどいい、美咲も帰国したし、早く離婚手続きを済ませよう」

渡辺美代は鳥肌が立ち、涙が止められずに流れた。

山本美咲。

数時間前、渡辺美代は帰宅途中で強盗に遭遇した。

暗い路地の前で二人の大柄な男に立ちふさがれて、渡辺美代は慌ててブランドバッグを取り出したり、懇願したりした。「このバッグはバーバリーの最新の限定版です。質屋に持って行けばかなりの値段になります。それに私のブレスレットも…」

しかし、男たちは彼女の口を乱暴に押さえて、暗い路地に引きずり込んだ。

渡辺美代は必死に叫んで、男たちがスカートを引き裂こうとするのを阻止しようとしたが、ここはあまりにも人通りが少ないから、彼女の叫び声は二人の男に何の威嚇にもならなかった。

一人の男は彼女の服を手際よく引き裂いて、大きな手が衣服の中に入ってから彼女の体を這い回った。渡辺美代は粘つく感触に鳥肌が立って、涙を流しながら哀願した。

「お願いです。お金ならあります。夫もお金持ちです。何でも差し上げますから、どうか放してください」

彼女の言葉を聞くと、男たちのますます大胆な行動だった。

男たちが彼女の最後の布を引き裂こうとしたその時、巡回中の警察官が異変に気づいて警棒を持って駆け込んできた。

色欲を果たせなかった男たちは目を合わせてから彼女の中指の結婚指輪を引き抜き、暗い路地の反対側へと逃げ去った。

その指輪は元々渡辺美代のサイズではないから取り外すのにほとんど手間がかからなかった。

命拾いした渡辺美代は警察官の上着を羽織り、路傍に座って法的な夫である高橋隆一に電話をかけた。

何度もかけ直してからようやく半時間後に繋がったが、電話の向こうから聞こえてきたのは高橋隆一の素っ気ない声ではなく、甘美な女性の声だった。

「ごめんなさい、隆一は今シャワーを浴びています。何かご用があれば私に伝えてください。代わりに伝えますから」

背景には耳をつんざくような水音が響いていた。

その声は渡辺美代にとって馴染みのもので、高橋隆一の心に秘められた高嶺の花、山本美咲だった。

電話を切った後、渡辺美代は新しいメッセージを受け取った。それは山本美咲から送られてきた超音波写真だった。妊娠六週目で、胎嚢もはっきりと見えていた。

渡辺美代は一瞬で全身の力を失った。魂が抜けたように携帯電話を消してから膝に顔を埋めて、体が微かに震えた。

暗い路地に引きずり込まれた時、彼女は泣かなかった。暴行されそうになった時も泣かなかった。しかし、周囲の人々が彼女の怪我を気にかけてくるとき、渡辺美代は声を上げて泣いた。

渡辺美代はぼんやりしているから、まだ動き続ける高橋隆一を無視していた。高橋隆一は突然力をいれて、渡辺美代は軽く呻いた。

「どうした?嬉しくて言葉も出ないのか?」

渡辺美代は涙をこらえ、体が震えるのを止められなかった。「そうです。おめでとうございます。山本さんとお幸せように」

どれくらいの時間が経ったのかわからない、高橋隆一はようやく動きを止めて渡辺美代の耳元で囁いた。「ありがとう。これからも何かあれば、任せてもいい」

渡辺美代はその言葉を聞き取らないで、完全に意識を失った。

翌朝、渡辺美代は電話の音で目を覚ました。

電話の向こうは昨夜彼女を救った警察官だった。

「渡辺さん、あの二人の犯人は逮捕されました。証拠から見ると、彼らは誰かに指示されていたようです。具体的に誰が指示したのか、二人は言い出しません。渡辺さん、誰かに恨まれているのですか?」

眩しい日差しに渡辺美代の目は涙でいっぱいになり、彼女は手を上げて痛む目を覆った。「このこと、夫は知っていますか?」

若い警察官官は困っていた。「すみません、渡辺さん。まだ高橋さんには知らせていません。必要なら今すぐにでも…」

渡辺美代は彼の言葉を遮った。「いいえ、このことは彼に知らせないでください」

彼女はあんまり社交しなくて、親しい友人もいない専業主婦であり、唯一の恨まれる可能性は、高橋隆一という天の寵児と結婚したことだけだった。ましてや、昨夜の二人の犯人は彼女の全身のブランド品には目もくれず、逃げる際には不適合な結婚指輪を持ち去った。

答えは明らかだった。

電話を切った後、渡辺美代は階下に降りた。高橋隆一は小さなダイニングに座っており、彼女が降りてくるのを見ると、離婚協議書と小切手を指し示し、簡潔に言った。「これにサインして、小切手の金額は好きに書いていい」

離婚のことは既に知らされていたため、渡辺美代は驚かなかった。彼女は高橋隆一の名前が書かれた小切手を見て、不適切なことを考えた。前妻に空白の小切手を渡すことをする男は、世界中で高橋隆一だけだろう。

彼は自分が倒産されるような天文学的な金額を書かれることを恐れていないのだろうか。

しかし、山本美咲から送られてきた超音波写真を思い出し、高橋隆一がこれほど大盤振る舞いするのも無理はないと思った。

渡辺美代はペンを取り、見なくても最後のページに自分の名前を書いた。

新聞を読んでいた高橋隆一は動きを止め、目に不快感が浮かんだ。

渡辺美代は高橋隆一の微細な変化に気づかず、ラーメンを一口食べた。「いつ市役所に行って証明書をもらうの?」

高橋隆一はスプーンを碗に戻し、カチンと音を立てた。彼は目を細めて渡辺美代をじっくりと見つめた。「そんなに急いでいるのか?」

渡辺美代はラーメンを食べながら淡々とした表情をしていたが、スプーンを持つ手は微かに震えていた。「あなたと山本さんの邪魔をしたくないから」

結局、子供はもう六週目だ。これ以上引き延ばすと、ウェディングドレスが似合わなくなる。

高橋隆一は鼻で笑い、離婚協議書をめくてから自分の名前を力強く書いた。「お前は隼人に会いたくてたまらないんだろう。でも…」

名前を書き終えた高橋隆一は中指を曲げ、テーブルを軽く叩いた。

「離婚証明書は急がなくていい…」

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