祝賀会で夫が腹黒女と熱いキスを交わしているのを見て、私はすぐさま会社を買収。すると彼は、ひざまずいて復縁を求めてきた

祝賀会で夫が腹黒女と熱いキスを交わしているのを見て、私はすぐさま会社を買収。すると彼は、ひざまずいて復縁を求めてきた

渡り雨 · 完結 · 14.6k 文字

1k
トレンド
1k
閲覧数
0
追加済み
本棚に追加
読み始める
共有:facebooktwitterpinterestwhatsappreddit

紹介

祝賀会は、やじと喝采に包まれていた。

中田池は、いわゆる「出資者の義理の娘」のご機嫌を取るため、私の目の前で、村木由紀菜と艶めかしいポッキーゲームのようなキスを始めた。

私は彼のジャケットを抱え、隅に立つ。まるで余計な家政婦のように。

私が問い詰めると、中田池は不機嫌さを隠そうともせず言い放った。「鈴川薫子、遊びじゃないか!由紀菜さんの機嫌一つで会社の命運が決まるんだ。大局を見ろ!」

私は、笑った。

彼は知らない。彼が必死に媚びへつらうその「由紀菜」が、虎の威を借る狐、ただの偽物だということを。

そして、彼の会社の命脈を本当に握り、あのS級プロジェクトを承認したのが、彼に見下されていた「何の取り柄もない」私自身だということを。

離婚の翌日、私は中田グループの資金供給をすべて断ち切った。

中田池は半狂乱で謎の出資者との面会を求めた。重い扉が開き、彼が目にしたのは、主賓席に座る私の姿。私は彼の目の前であのS級プロジェクトの企画書をシュレッダーにかけた。

「中田様、このビジネス、なかったことにさせていただきます。」

チャプター 1

「キスしろ! キスしろ!」

 囃し立てるコールが、ソファの中央に座る一組の璧人を包み込んでいた。

 中田池の腕の中には村木由紀菜がいる。彼女は恥じらう素振りを見せながらトランプの一角を口に咥え、もう一角がゆっくりと中田池の唇へと近づいていく。

 私はその喧噪から数メートル離れた場所に立ち、中田池が脱ぎ捨てたばかりのジャケットを抱え、彼にサインをもらうための書類を握りしめていた。

 このS級プロジェクトを勝ち取るために、一ヶ月も徹夜を続け、胃痙攣を薬で散らしながら耐え抜いたのだ。企画書は十数回も書き直し、ようやく昨日のこと、正式決定に漕ぎ着けたばかりだった。

 なのに今、私は莫大な富をもたらした功労者でもなければ、彼の『隠し妻』ですらない。まるで空気の読めない家政婦のようだ。

「中田様、まだ躊躇ってるんですか? 村木さんが照れちゃうじゃないですか!」

 中田池はふっと笑うと、歓声の中で身を乗り出し、トランプへと食らいついた。鼻先が触れ合い、二人は深い口づけを交わす。

「ヒュー! 付き合っちゃえよ!」

「中田様、披露宴はいつですかー?」

 同僚たちの嬌声が響く。本来なら私のプロジェクト成功を祝うはずだったこの宴は、いつの間にか主役がすり替わっていた。

 窒息しそうな空気に耐えきれず、私は宴会場を背にした。無人の廊下に立ち、中田池の携帯を鳴らす。

 三十秒後、彼が大股で歩いてきた。

 彼は苛立たしげにネクタイを緩める。

「中にいるんだから、中で話せばいいだろ。わざわざ電話で呼び出すな」

 私は彼を凝視した。声が震える。

「中の人たちが何を言ってるか、聞こえましたよね」

「何の話だ?」

 中田池は気のない様子で壁に寄りかかった。

「披露宴の話か? 場のノリを真に受けるなよ」

「目の前でキスするのが場のノリですか?」

 私は一歩踏み出した。

「結婚して三年。会社のイメージのために隠したいと言うから我慢しました。村木由紀菜は取引先の娘だから世話をしろと言うから、それも我慢しました。でも、次は? 二人の子供にお祝いを包むまで、公表しないつもり?」

 中田池の表情が曇り、上位者特有の威圧感が押し寄せる。彼は私の顎を掴み、痛いほど指を食い込ませた。

「鈴川薫子、お前最近暇なのか?」

 冷淡な声が降ってくる。

「あれは忘年会の余興だ。俺が乗らなきゃ出資者の顔が立たない。それくらいの理屈もわからないのか?」

「わからないのは、どうしてあなたのメンツのために、私の尊厳が踏みにじられなきゃいけないのかってことよ!」

「いい加減にしろ!」

 中田池は私の顔を振り払い、侮蔑の眼差しを向けた。

「外で発狂するな。ヒステリックな女はみっともないぞ」

 彼は襟元を整え、もう私を見ようともしなかった。

「感情を整理してから戻ってこい。俺の顔に泥を塗るなよ」

 発狂?

 愛して八年、結婚して三年。創業から支えてきた私に、最後にかける言葉がそれ?

 遠ざかる男の背中を見つめ、私は乾いた笑い声を漏らした。

 中田池と入れ替わるように、村木由紀菜が中から現れ、私の退路を塞ぐように立ちふさがった。

 彼女は三百万は下らないオートクチュールのドレスを身に纏い、私を頭のてっぺんから足の先まで品定めすると、極めて軽蔑的な視線を送ってきた。

「あなたが中田様の恋人? こんな地味な女、中田様の趣味じゃないでしょ」

 村木由紀菜は声を潜め、勝利者の悪意を滲ませる。

「あたしがどうしてあんたの存在を知ってるか、知りたい?」

「昨日の夜、ホテルで中田様がシャワーを浴びてる間に、スマホの登録名を見ちゃったの」

 彼女は一拍置き、艶めかしい笑みを浮かべた。

「あとね、ベッドの上での彼は……家政婦のあなたよりずっと激しかったわよ」

 全身の血が凍りつく。氷の底へ突き落とされた気分だった。

 ……体の関係まであったのか。

 吐き気を催す暇もなく、村木由紀菜は不気味に口角を上げた。手にした赤ワインを自身の高価なドレスにぶちまけ、中田池が振り返る前に、私を思い切り突き飛ばしたのだ。

 足首に激痛が走り、私は床に叩きつけられた。冷や汗が背中を一気に濡らす。

「キャーッ! 鈴川さん! 何するの!?」

 村木由紀菜の悲鳴に、中田池が弾かれたように振り向いた。給仕を押し退けて駆け寄ってくる。彼は村木由紀菜の汚れた裾を見て舌打ちし、それからようやく、うずくまる私に目を向けた。

 私は歯を食いしばり、最後の望みを託して中田池を見上げた。

「足が……動かない」

「絨毯の上だぞ、大袈裟にするな」

 中田池は私の言葉を遮り、声を潜めた。

「由紀菜のドレスは三百万だぞ。騒ぎにするな。今すぐ謝れば、俺がなんとかしてやる」

 信じられない思いで彼を見る。

「彼女が突き飛ばしたのよ」

「自分でドレスを汚してあんたを陥れたとでも? 鈴川薫子、いつからそんな聞き分けのない女になった?」

 中田池はしゃがみ込み、私の腫れ上がった足首を一瞥もしない。ただ私の耳元で、聞き分けのない子供をあやすような猫なで声を出した。

「いいか、彼女の顔を立てろ。謝ってこの場を収めれば、来週の結婚記念日、アイスランドにオーロラを見に連れて行ってやる。チケットも手配済みだ」

 記念日を覚えていたのか。私が妻であることも。

 だが彼はそれを切り札にして、骨が折れるような痛みに耐え、浮気相手に頭を下げろと言うのだ。

「アイスランド、か……」

 私は壁に手をつき、激痛を堪えて立ち上がった。

 私が折れたと思ったのだろう。中田池が安堵の息を吐き、村木由紀菜に手を差し伸べようとしたその時。

「チケットは自分で使いなさいよ」

 私は彼を真っ直ぐに見据えた。瞳から光が消え失せているのが自分でもわかる。

「私は行かない」

 中田池が動きを止め、眉をひそめる。

「どういう意味だ? また癇癪か?」

 彼の問い詰めには答えず、あの男女を見ることもなく、一晩中抱えていたジャケットを近くのゴミ箱に放り込んだ。

「もう御免だってことよ」

 言い捨てて、私は引きずった足で背を向けた。

 背後で中田池の怒鳴り声が聞こえたが、もう何も届かない。

 ホテルの正面玄関を出て、スマホを取り出す。ピン留めされたアイコンをタップした。

 迷いも、長文の未練もない。

 数文字だけを打ち込み、送信ボタンを押す。

【中田池。離婚しましょう】

最新チャプター

おすすめ 😍

別人として再会した元夫に、なぜか二度目の熱い誓いを迫られています

別人として再会した元夫に、なぜか二度目の熱い誓いを迫られています

5.5k 閲覧数 · 連載中 · ^野田恵^
顔も知らぬ夫との、跡継ぎを残すためだけの冷酷な「契約結婚」。
3年間、一度も交わることのなかった夫婦関係の中で、夏目千尋は亡き母の遺品を取り戻すため、ある危険な賭けに出る。

会員制クラブで泥酔した男、神崎雅臣。
目的のため、彼をベッドへと誘い、一夜の情熱を共にした。千尋にとっては、それきりの割り切った取引のはずだった。……その男が、実は「自分の夫」であるとも知らずに。

その後、彼女は偽名「アンナ」を名乗り、有能なビジネスパートナーとして彼の前に再び現れる。
大胆で挑発的、自分の思い通りにならない彼女に、雅臣はいつしか狂おしいほどに惹かれ、その心を囚われていく。目の前で自分を翻弄する不敵な美女が、まさか自宅に放置している「自分の妻」だとは夢にも思わずに。

冷え切った関係に終止符を打つべく、テーブルに置かれた離婚届。
しかし、予期せぬ「妊娠」が、二人の隠された関係をすべてひっくり返す。

始まりは、冷徹な利害の契約だった。
裏切りと欺瞞のゲームの果てに、先に愛の底へ堕ちたのは、一体どちらなのか――。
離婚後、ママと子供が世界中で大活躍

離婚後、ママと子供が世界中で大活躍

180.3k 閲覧数 · 連載中 · yoake
18歳の彼女は、下半身不随の御曹司と結婚する。
本来の花嫁である義理の妹の身代わりとして。

2年間、彼の人生で最も暗い時期に寄り添い続けた。
しかし――

妹の帰還により、彼らの結婚生活は揺らぎ始める。
共に過ごした日々は、妹の存在の前では何の意味も持たないのか。
転生して、家族全員に跪いて懺悔させる

転生して、家族全員に跪いて懺悔させる

321.2k 閲覧数 · 連載中 · 青凪
婚約者が浮気していたなんて、しかもその相手が私の実の妹だったなんて!
婚約者にも妹にも裏切られた私。
さらに悲惨なことに、二人は私の手足を切り落とし、舌を抜き、目の前で体を重ね、そして私を残酷に殺したのです!
骨の髄まで憎い...
しかし幸いなことに、運命の糸が絡み合い、私は蘇ったのです!
二度目の人生、今度は自分のために生き、芸能界の女王になってみせる!
復讐を果たす!
かつて私をいじめ、傷つけた者たちには、十倍の報いを受けさせてやる...
夜に沈む

夜に沈む

7.9k 閲覧数 · 連載中 · 洛陽柱
初恋の相手は、百万ドルと引き換えに私を捨てた。そうして私は、望まぬ政略結婚へと追いやられた。

あれから五年。彼が再び私に会おうとした、その時——夫がそのすべてを知ることになる。
社長、突然の三つ子ができました!

社長、突然の三つ子ができました!

268k 閲覧数 · 連載中 · キノコ屋
五年前、私は継姉に薬を盛られた。学費に迫られ、私は全てを飲み込んだ。彼の熱い息が耳元に触れ、荒い指先が腿を撫でるたび、震えるような快感が走った。

あの忌まわしい夜から逃げるように去った私だったが、ほどなくして三つ子を妊娠していることに気付く。

五年後、医療界の新星として戻ってきた私は、継母、継姉、実の父へ全ての仕返しを誓う。

その時、彼が現れた。三人の小さな自分そっくりの顔をじっと見つめながら、優しく「パパ」と呼ぶよう子供たちを誘う彼。

ふとシャツのボタンを外し、悪戯っぽく笑って言った――

「どうだい、あの夜の熱をもう一度味わってみないか?」
追放された偽令嬢、実は超財閥の真の令嬢

追放された偽令嬢、実は超財閥の真の令嬢

55.3k 閲覧数 · 連載中 · あざ鳥
「お前みたいな偽物の令嬢、さっさと山奥に帰れ!」

孤児だと判明した途端、彼女は養父母から冷酷に家を追い出され、婚約者も本物の令嬢へと乗り換えた。
彼らは、彼女がこれからド田舎で悲惨な生活を送るのだとあざ笑っていた。

しかし、彼女を迎えに来た実の家族は、なんと世界を牛耳る超巨大財閥の一族だった!
さらに、彼女自身もただの小娘ではない。その正体は、世界の医学界が平伏す伝説の天才医師だったのだ。

実家に戻るや否や、彼女は神業のようなメス捌きで次々と難病患者を救い、医療界の権威たちを圧倒していく。その圧倒的な実力に、誰もが恐れる冷酷なトップ御曹司でさえも彼女に惹かれ、無限額のブラックカードを差し出す始末。

一方、彼女を追い出した養父母の家業は倒産寸前に陥り、元婚約者も彼女の本当の姿を知って絶望の淵に立たされていた。
彼らが泣きついて許しを乞うても、彼女は冷たく言い放つ。

「今さら後悔しても、もう遅いわ」
令嬢は離婚を機に大富豪への道を歩む

令嬢は離婚を機に大富豪への道を歩む

764k 閲覧数 · 連載中 · 蜜柑
天才陰陽師だった御影星奈は、かつて恋愛脳のどん底に落ち、愛する男のために七年もの間、辱めに耐え続けてきた。しかしついに、ある日はっと我に返る。
「瀬央千弥、離婚して」
周りの連中はこぞって彼女を嘲笑った。あの瀬央様がいなくなったら、御影星奈は惨めな人生を送るに決まっていると。
ところが実際は――
財閥の名家がこぞって彼女を賓客として招き入れ、トップ俳優や女優が熱狂的なファンに。さらに四人の、並々ならぬ経歴を持つ兄弟子たちまで現れて……。
実家の御影家は後悔し、養女を追い出してまで彼女を迎え入れようとする。
そして元夫も、悔恨の表情で彼女を見つめ、「許してくれ」と懇願してきた。
御影星奈は少し眉を上げ、冷笑いを浮かべて言った。
「今の私に、あなたたちが手が届くと思う?」
――もう、私とあなたたちは釣り合わないのよ!
二度目はない 動じず咲く

二度目はない 動じず咲く

108k 閲覧数 · 完結 · Gloria Fox
結婚式の一ヶ月前、私は一年かけて自らの手で縫い上げたウェディングドレスを燃やした。

婚約者は身ごもった愛人を腕に抱き寄せたままそこに立ち、私を鼻で笑っていた。「俺がいなきゃ、お前なんて何の価値もない」

私はきびすを返し、この街で最も裕福な男の扉を叩いた。「ロック氏、政略結婚にご興味はおありですか? 千億ドル相当の株式――それに加え、未来のビジネス帝国も無料でお付けいたしますわ」
監禁から1年、捨てられた令嬢は元婚約者の叔父を娶る

監禁から1年、捨てられた令嬢は元婚約者の叔父を娶る

70.7k 閲覧数 · 連載中 · 鈴木楓花
監禁から1年。ようやく帰宅した今井心晴を待っていたのは、変わり果てた日常だった。
家族は心晴を探そうともせず、あろうことか姉の今井優奈のために盛大な誕生日パーティーを開いていた。
しかも、その横には心晴の元婚約者の姿が……二人は婚約していたのだ。
しかし、心晴はただの被害者ではなかった。
彼女は人知れず巨額の資産と強大なコネクションを築き上げていたのだ。
真実を知った心晴は、復讐の狼煙を上げる。
彼女が選んだ新たなパートナーは、なんと元婚約者の叔父だった。
「これからは私のことを『おばさん』と呼ぶのよ、優奈!」
私が囲っている億万長者

私が囲っている億万長者

2.8k 閲覧数 · 連載中 · ほしの ちなつ
私はただ、心の痛みを紛らわせたかっただけ。

彼は息を呑むほど美しく、落ちぶれていた。夫の裏切りがもたらした傷が完全に癒えるまで、彼をそばに置いておくつもりだった。

お金で彼の付き添いを買い、すべてのルールを私が決め、すべてを完全に掌握しているつもりだった。

けれど、私の隣で横たわるこの男の正体は、彼が語ったものとはまるで違っていた。

魅惑的な笑顔と抗いがたい容姿の下に隠されていたのは、仇敵から身を隠す億万長者の素顔だった。

今や彼は、私の生活に、私のベッドに、そして私の心に――完全に絡みついている。

身を引くことは、彼のそばにいることよりも、もっと危険かもしれない。
本物令嬢の正体がばれました

本物令嬢の正体がばれました

129.3k 閲覧数 · 連載中 · ワニノコ
新谷南は新谷家で二十年も育てられたのに、本当の娘が戻ってきた途端、あっさり家を追い出された。

デザイン部のディレクターの席? 本当の娘へ。
何千万円もの価値がある婚約話? 本当の娘へ。

会社中の人間が、彼女という「野良扱いの娘」がどう転げ落ちていくか、笑いものにしようと様子をうかがっていた。

そんなある日、世界限定二十台の高級バイクが会社の前に止まる。降りてきた不良っぽいイケメンが言った。

「妹、兄貴と一緒に帰るぞ」

新谷家の人間「……は?」

そのあとで彼らはようやく知ることになる。

彼女こそ、国内外の美術館の館長たちが面会待ちの列を作る「南先生」と呼ばれるアーティストであり、
新谷グループの全受賞特許の名義人であり、
さらに、伝説の「国家並みの資産を持つ」と噂される周防家の、本当の長女だということを。

大手財閥の若き当主は、封印していた婚約書を取り出し、薄く唇を吊り上げる。

「なるほど。俺の本当の婚約者は、君だったわけか」
私が彼を滅ぼした――だから、今度はこの命を捧げて守り抜く

私が彼を滅ぼした――だから、今度はこの命を捧げて守り抜く

4k 閲覧数 · 連載中 · 南宮
愛する人を殺めた罪の重さ、その疼きを私は決して忘れない。
二度目の生を得た私は、かつて私が踏みにじった孤独な王のもとへ再び舞い戻った。
「未来」という名の禁断の知恵を、唯一の嫁入り道具として。
彼に差し出される毒も、背後に潜む暗殺の罠も、すべて私の視界の中にある。
これは彼を導くための道標であり、魂の誓い。
彼を闇へ堕としたかつての私は、もういない。
今、私は彼を守り抜くために全てを焼き払う、最も鋭き刃となる。