紹介
卒業制作に追われて、最近は叔母のミリセントの「大人のグッズ」ショップで徹夜で図面を描いています。
叔母の店にはマッサージチェアから安眠アロマまで、ありとあらゆる不思議なものが揃っていて、体験コーナーでは常にお客さんが新商品を「お試し」しています。
ゾンビのように疲れ果てている私を見た叔母が、安眠アロマとセットのアイマスクを押し付けてきて、朝まで熟睡できるからと言いました。
ところが、その一晩で、とんでもない大変なことに巻き込まれてしまった——恥ずかしすぎるハプニングが突然起こってしまったのです!
チャプター 1
正直な話、こんな恥辱にまみれる結末なんて、想像すらしていなかった!
あの晩、私はおばさんの店で深夜まで残業していた。目はまるで砂でも入ったようにヒリヒリと痛み、強烈な眠気でいつ意識を失ってもおかしくない状態だった。
手近にあったマッサージチェアらしきふかふかの椅子に身を沈め、おばさんから貰ったアイマスクを装着する。甘い香りの安眠アロマを焚き、ほんの少し仮眠を取るつもりだったのだ。
ところが、その何気ない休息が、私の人生における大惨事の幕開けとなってしまった!
カチッ、という無機質な音が響いたかと思うと、椅子から突然柔らかいベルトが飛び出し、私の手首と足首をガッチリと拘束した。身動き一つ取れない!
さらに最悪なことに、椅子がウィーンと変形を始めたのだ。座面が腰の部分で二つに割れ、下腹部を押し上げてお尻を高く突き出させる。脚は強制的に左右へ広げられ、あまりにも恥ずかしいM字開脚の姿勢に固定されてしまった。
アイマスクのせいで視界は真っ暗。だが、感覚だけは鮮明だ。ミニスカートが腰までずり上がり、下半身があらわになっているのが分かる。素肌を覆うのは、薄いストッキングだけ。
今日は蒸し暑かったから、もともと露出の多い格好をしていた。それが裏目に出て、この体勢は恥ずかしさの極みとしか言いようがない。
必死に身をよじって抵抗してみたが、暴れれば暴れるほど拘束帯が食い込み、どうにもならない。
冷や汗が噴き出す中、手探りでスイッチかリモコンを探す。やっと硬い何かに触れたと思った瞬間、手が震えて床に落としてしまった。カチャン、という乾いた音が空しく響く。
終わった……。こんな屈辱的な格好のまま、完全に詰んでしまった。
心臓が早鐘を打つ。どうしようとパニックになっていると、店の入り口から聞き覚えがありすぎる男の声が聞こえてきた。
「ミリセント? 注文していた品を取りに来たよ」
エドマンド・アシュワースだ! おばさんの古い友人で、時間通りに商品を受け取りに来たのだ!
心拍数が跳ね上がる。もし彼にこんな姿を見られたら、もう二度と外を歩けない。一生の恥だ。
足音が近づいてくる。彼が言うのが聞こえた。
「誰もいないのか? ミリセントの話じゃ、倉庫にあると言っていたが」
私は息を殺し、石のように固まった。頼むからさっさと倉庫に行って、荷物だけ持って帰ってくれと祈りながら。
しかし、足音は体験コーナーで止まった。驚いたような声が耳に届く。
「これは……? 新型のラブドールか? ミリセントも悪趣味なものを仕入れたな」
心臓が口から飛び出しそうだ。見つかった――いや、違う。彼は私を展示品だと思い込んでいる!
「最新の体験型商品を導入すると言っていたが、これのことか。それにしても、随分と精巧な作りだな……」
彼の声はすぐ耳元にあった。吐息がかかるほどの至近距離だ。
全身の毛が逆立ち、血管が張り裂けそうだ。私は必死に唇を噛みしめ、命のない人形になりきった。
「展示品というなら、品質テストくらいは許されるだろう」
次の瞬間、温かくゴツゴツした掌が、何の前触れもなく私のふくらはぎに触れた。悲鳴を上げそうになるのを、舌先を噛んで無理やり飲み込む。
その手はストッキング越しに、ゆっくりと太ももへと這い上がってくる。指が動くたび、背筋に電流が走るような戦慄が走った。スカートの裾で一瞬止まった指先は、さらに大胆に奥へと侵入してくる。
「この感触……本物の人間そっくりだ。体温まで再現しているとは、大した技術だ」
息が止まりそうだった。悔しさと恥ずかしさで涙が滲む。学校ではマドンナと崇められるこの私が、まさか情事用のラブドール扱いされて身体をまさぐられるなんて! もし正体がバレたら、もうおしまいだ!
筋肉を強張らせ、必死に静止状態を保つ。だが、彼の手つきは次第に遠慮がなくなっていく。起動スイッチか何かを探しているのか、彷徨う指先が私の理性を削り取り、頭の中が真っ白になっていく。
突然、ビリッ――という音が響いた。
それは、私の股の間でストッキングが引き裂かれる音だった。
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デイリー更新
私が去った日
けれど最後に彼が選んだのは、私ではなく、彼の初恋の女性だった。
夫は、私の心を深く傷つけただけではない。あの女が私の大切なジュエリーデザインを盗むことを許し、さらには実の息子までも操って、私を「怪物」だと思わせた。
嘘で塗り固められた結婚生活の中で、私は少しずつ自分を失っていった。
息が詰まるような日々。愛されていると思い込んでいた時間。すべてが偽りだった。
けれど、彼らはひとつだけ間違えた。
私を、もう戻れないところまで追い詰めたこと。
私が去ると決めたあの日。
私は、最低な夫も、母親への感謝を忘れた息子も、そして彼らによって壊された過去の自分も、すべて置き去りにした。
親友の支え。そして、私の本当の価値を見抜き、才能を認めてくれたある若き実業家との出会い。
その温かな手によって、私はもう一度、自分自身を取り戻した。
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一方で、かつて私を捨てた男は、跪いて許しを乞う。
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私が去ったあの日こそが、私が本当の自分を取り戻した日。
もう二度と、過去には戻らない。
今さら帰ってこいと言われても遅い!
本物の娘が戻ってきたその日、私はゴミのように家を追われた。
十五年もの間、家族のために尽くしてきた日々はすべて否定され、身に覚えのない罪を着せられ、幼馴染だった婚約者さえも私を裏切り、本物の令嬢へと乗り換えた。
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雅人は冷酷に鼻で笑った。
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雅人は冷たく笑う。
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——
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だが、絢香が完全に姿を消した瞬間、雅人は狂わんばかりになり、街中を血眼になって彼女を捜し回った。
ついに再会を果たしたとき、雅人の瞳は血走り、その声は掠れていた。
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家族が偽りの善人面を振りまく中、彼らの仮面を一枚ずつ剥ぎ取っていく最高のショウタイム。
そんな私を面白がり、盤面をひっくり返す男がいた。冷徹なるF1チャンピオン。彼だけは、私の冷酷な正義を肯定し、その権力で私を囲い込む。
さあ、復讐劇の始まりよ。私を「可哀想な犠牲者」だと思っていた報い、その身に刻ませてあげる。
全能令嬢の帰還、家族が倒産?
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そんな折、家に潜り込んでいた偽令嬢は状況を見るや否や一家を見捨てて姿を消し、さらに屋敷までも奪い取ろうとしていた。
世間は夏川家を「落ち目の負け犬」と嘲笑い、皆がこぞって踏みにじる。
紅蓮が静かに一声を発すれば、暗部より無数の異能の士たちが姿を現し、形勢は一瞬にして逆転する。
父は無実のまま出所し、母は健康を取り戻し、廃人同然だった長兄は再び己の足で歩き出し、残る五人の兄たちもまた紅蓮の導きによって各々の才覚を花開かせ、やがて各界を牽引する大物へと成り上がっていく。
しかし、そんな彼女を指さして嘲る者がいる。
「夏川紅蓮は地味で野暮ったい田舎者だ」と。
何を隠そう、彼女は無数の隠された顔を持つ存在。
神医の令嬢も彼女なら、国画の大家も彼女。
伝説のハッカーも彼女なら、正体不明の謎の女優も彼女。
そして、暗部を統べる首領さえも——彼女なのだ。
そんな折、頂点に君臨する名門の若様が、彼女をそっと腕のなかに抱き寄せた。
「誰が彼女を田舎くさい地味女だと言った? 彼女こそ、俺・諏訪淳行の婚約者だ」
紅蓮が流し目をひとつ送る。
「婚約、破棄しなくていいの?」
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