冷徹な夫に三行半を突きつけたら、なぜか執着された

冷徹な夫に三行半を突きつけたら、なぜか執着された

つきしろ なぎさき · 連載中 · 604.2k 文字

350
トレンド
33.9k
閲覧数
1.3k
追加済み
本棚に追加
読み始める
共有:facebooktwitterpinterestwhatsappreddit

紹介

「離婚原因、夫が夜の義務を果たせないため、婚姻関係は名存実亡である」

三年間の結婚生活。世界的デザインコンテストの王座を捨て、冷淡な夫のために家庭に尽くしてきた主人公。

しかし、結婚記念日のその日、夫のスーツのポケットから見つかったのは、見知らぬ女の淫らな黒ストッキングだった。

さらに夫は、母親を亡くして寂しいからと、あざとい初恋の元カノを我が物顔で家に連れ込み、主人公を「我が儘を言うな」と冷酷に突き放す。

すべての未練を失った主人公は、ついにクシャクシャになった離婚届を突きつけ、一切の未練なく家を飛び出した。

元夫は勝ち誇っていた。「あいつは俺に依存している、どうせすぐに泣きつくだろう」と。だが翌日、元夫の経営する超一流企業のロビーに、大量の「大人のおもちゃ」が届く。

メディアや社員の前で赤裸々に読み上げられる注文リスト。

会社中に広まる「冷徹な社長は、実は夜が立たない」という致命的な噂。それこそが、主人公が仕掛けた容赦なき復讐の始まりだった!

「今まで眠っていた私の才能、世界に見せてあげる」

封印していた天才デザイナーとしての名声を引っ提げ、海外のトップブランドからのスカウトに応じた主人公。

豪華なクルーザーを買い付け、自分を極上に癒やしてくれる最高のイケメンモデルたちをはべらせ、自由でラグジュアリーな新生活を謳歌する。

一方、主人公が本当に他の男と肌を寄せ合う姿を目の当たりにし、生まれて初めて激しい嫉妬と絶望に目を血走らせる元夫。

「ハドソン氏、公の場でベタベタするのはおやめなさい。お気に入りの愛人の名誉に影響しますから」

どん底から世界の頂点へ駆け上がる、爽快感200%の現代逆転シンデレラストーリー、ここに開幕!

チャプター 1

結婚記念日のその日。夏目葵(なつめ あおい)は藤原和也(ふじはら かずや)のスーツを整えている最中、ポケットから黒いストッキングを見つけた。

葵は普段ストッキングなどほとんど履かない。しかもそれは妙にいやらしく、下品なデザインで--どう見ても自分のものではない。

指先でつまむと、ひやりと冷たい。

そのとき玄関の鍵が開く音がして、続いて女の甘ったるい笑い声が聞こえた。

「和也、私を家に連れてきて……葵、怒らない?」

顔を上げた葵の視界に、和也が女を抱くようにして入ってくる姿が映る。

女を見た瞬間、胸の奥がきゅっと縮んだ。

見知った顔だ。和也の初恋の相手、九条雪菜(くじょう ゆきな)。

和也は片腕で彼女の腰を抱き、もう片方の手に小さなスーツケースを提げていた。

葵を見ても眉をわずかにひそめただけで、説明のひとつもなく、そのまま雪菜を連れてリビングへ入ってくる。

葵は冷えた声で言った。

「……どういうこと?」

和也が口を開くより先に、雪菜が割り込む。

「葵、誤解しないで。母が亡くなったばかりで……一人でいるのが怖いの。和也が心配して、数日ここにいさせてくれるって」

葵の手のストッキングに気づくと、雪菜ははにかむように和也の胸へ寄り、頬を赤らめた。

「それ、前にスカートに引っかけて破れちゃって、替えたやつ……どうして和也のところに?」

含みのある声色。艶っぽい言い回し。

葵は黙り込む和也を見た。声が震える。

「……説明、してくれないの?」

覚悟はしていた。それでも、彼の態度を知りたかった。

「説明することでもないだろ」

和也は淡々と言い、葵を見る目には露骨な倦怠が浮かんでいた。

「妻ぶって、俺を問い詰めるな。そもそも、お前が必死にうちの祖母に取り入らなきゃ、俺が結婚したと思うか?」

葵はその場で固まった。握りしめた指の関節が白くなる。

法的な妻だから何だというのか。和也は彼女を愛していない。むしろ、恨んでいる。

「葵、誤解しないで。私と和也は何も--」

雪菜は慌てて言いながらも、腕は和也に絡めたまま。

和也はうっとうしそうに眉を寄せた。

「相手にするな。母親が亡くなったばかりなんだ。俺がそばにいるのは当然だろ」

幼なじみの二人。雪菜の母親も和也を可愛がっていた。葵がいなければ--きっと、とっくに家庭を持っていた。

「そう。初恋の人がどれだけ大事かって話ね。お母さんがいなくなったからって、全部投げ出して駆けつける」

葵は痛みを噛みしめながら言葉を継ぐ。

「私の父が死んだときは? 葬式にすら来なかったくせに」

その言葉を口にするだけで、胸が張り裂けそうだった。

二年前。父を亡くした彼女に、和也は『仕事が忙しい』の一言で姿を見せず、弔意の品だけを大量に送ってきた。

母の夏目奈央(なつめ なお)は不満を漏らし、葵はそれでも彼をかばった。

今の態度。あまりにも皮肉だ。

和也が返す前に、雪菜がまた口を挟む。

「葵、全部私が悪いの。母の死が受け入れられなくて……和也が私を支えてくれただけ。お願い、和也を責めないで?」

「へえ」

葵の唇が冷たい笑みを描く。

「じゃあ、もう平気なんでしょ? それなのに、いつまで私の夫に絡みつくの?」

和也が即座に不機嫌になった。

「葵、いい加減にしろ。くだらない騒ぎを起こすな」

「くだらない騒ぎ?」

その瞬間、葵の感情が堰を切った。

涙で赤くなった目で雪菜を指さし、叫ぶ。

「今日は結婚記念日なの! それなのに初恋の女を連れて、平気で家に上がり込む……私を何だと思ってるの?!」

けれど、彼女の悲痛な叫びも彼の顔に罪悪感を一欠片も浮かばせない。むしろ、さらに苛立ちが濃くなる。

「もういい! ヒステリーみたいに喚くな。雪菜の休みの邪魔になる」

そう言って、和也は雪菜を支え、二階の寝室へ向かった。

葵は絶望とともに二人の背中を見送る。三年間の結婚生活が、最初から最後まで笑い話だった気がした。

静かな声が自分の口から落ちる。

「離婚しましょう」

和也が足を止め、ゆっくり振り返る。

「……何だって?」

彼の中の葵は、策略を巡らせて藤原家に入り込んだ女だ。簡単に離婚など口にするはずがない。

「離婚よ」

葵は繰り返す。

「あなたが初恋の人を忘れられないなら……私は二人を成就させてあげる」

和也の顔色が沈む。

「覚悟はできてるのか?」

「できてる」

雪菜が慌てて割って入った。

「葵、そんな意地を張らないで。和也とちゃんと話して--」

「話すことなんてない」

和也は鼻で笑う。

「離婚したいならすればいい。俺を離れて、どこへ行けるのか見ものだ」

そう言い捨て、雪菜を連れて上へ消えた。

葵はがらんとしたリビングに立ち尽くし、しばらくしてから二階へ向かう。

主寝室の前を通りかかったとき、中から雪菜の甘い声が聞こえた。

「和也、怖いの……目を閉じると、ママの顔が……」

扉は少しだけ開いていた。

隙間から見えたのは、和也の胸にすがって泣く雪菜。

「今夜、ここにいてくれる? この前みたいに……」

和也は優しく髪を撫で、低い声で答えた。

「……ああ」

葵は目を閉じた。

心が、その瞬間に完全に死んだ。

三年間、和也は一度も彼女に触れなかった。夫婦はずっと別々の部屋で眠った。

彼が冷淡なのではない。

ただ、その優しさは最初から彼女に向けられていなかっただけ。

葵は黙って客間に戻り、ベッド下からスーツケースを引きずり出して荷造りを始める。

そのとき携帯が鳴った。

流暢なフランス語が耳に入る。

「夏目様、パリのファッションデザイン会社です。以前何度かご連絡しましたが、チーフデザイナー・アシスタントの件……ご検討はいかがでしょう?」

三年前、国際デザインコンペで優勝した彼女には、数えきれないほどのオファーが届いた。だが彼女は全部断った。

当時の彼女は和也だけを見て、家庭に入って『良き藤原奥様』になろうとしていた。

やがて連絡は途絶えたが、パリのこの会社だけは執拗に誘い続けてきた。

相手は続ける。

「社長から、ご結婚されたと伺っております。ご家族の住居もこちらで手配できますので、もしご家族のことが気がかりでしたら--」

「結構です」

葵は淡々と言った。

「行きます」

最新チャプター

おすすめ 😍

追放された偽令嬢、実は超財閥の真の令嬢

追放された偽令嬢、実は超財閥の真の令嬢

284.8k 閲覧数 · 完結 · あざ鳥
「お前みたいな偽物の令嬢、さっさと山奥に帰れ!」

孤児だと判明した途端、彼女は養父母から冷酷に家を追い出され、婚約者も本物の令嬢へと乗り換えた。
彼らは、彼女がこれからド田舎で悲惨な生活を送るのだとあざ笑っていた。

しかし、彼女を迎えに来た実の家族は、なんと世界を牛耳る超巨大財閥の一族だった!
さらに、彼女自身もただの小娘ではない。その正体は、世界の医学界が平伏す伝説の天才医師だったのだ。

実家に戻るや否や、彼女は神業のようなメス捌きで次々と難病患者を救い、医療界の権威たちを圧倒していく。その圧倒的な実力に、誰もが恐れる冷酷なトップ御曹司でさえも彼女に惹かれ、無限額のブラックカードを差し出す始末。

一方、彼女を追い出した養父母の家業は倒産寸前に陥り、元婚約者も彼女の本当の姿を知って絶望の淵に立たされていた。
彼らが泣きついて許しを乞うても、彼女は冷たく言い放つ。

「今さら後悔しても、もう遅いわ」
冷酷非道な大物との政略結婚を強いられ、私は開き直った

冷酷非道な大物との政略結婚を強いられ、私は開き直った

40k 閲覧数 · 連載中 · 桜井 ゆい​
【前世】

ヤクザの家に生まれた宿命を恐れるあまり、私は幼馴染の周防文哉のもとへ逃げるように嫁いだ。

けれど結婚から五年――私は家畜のように囚われ、夫とその愛人に蹂躙され続けた。息絶えようとするその瞬間、最後に目に映ったのは、私の目の前で絡み合う二人の姿だった。


【転生】

再び目を開けると、婚約が公の場で発表されたあの瞬間に戻っていた。

周防文哉が愛おしそうに私を見つめ、優しく囁く。

「俺と結婚してくれ。」

次の瞬間――若きヤクザの組長が私の腕を掴み、力強く抱き寄せた。銃口は真っ直ぐ周防文哉に向けられている。

彼が、私の代わりに答えた。

「――断る」
離婚後、奥さんのマスクが外れた

離婚後、奥さんのマスクが外れた

347k 閲覧数 · 連載中 · 来世こそは猫
結婚して2年後、佐藤悟は突然離婚を申し立てた。
彼は言った。「彼女が戻ってきた。離婚しよう。君が欲しいものは何でもあげる。」
結婚して2年後、彼女はもはや彼が自分を愛していない現実を無視できなくなり、過去の関係が感情的な苦痛を引き起こすと、現在の関係に影響を与えることが明らかになった。

山本希は口論を避け、このカップルを祝福することを選び、自分の条件を提示した。
「あなたの最も高価な限定版スポーツカーが欲しい。」
「いいよ。」
「郊外の別荘も。」
「わかった。」
「結婚してからの2年間に得た数十億ドルを分け合うこと。」
「?」
今さら帰ってこいと言われても遅い!

今さら帰ってこいと言われても遅い!

16.8k 閲覧数 · 連載中 · ひかり
「泥棒女め、今すぐこの家から出て行きなさい!」

本物の娘が戻ってきたその日、私はゴミのように家を追われた。
十五年もの間、家族のために尽くしてきた日々はすべて否定され、身に覚えのない罪を着せられ、幼馴染だった婚約者さえも私を裏切り、本物の令嬢へと乗り換えた。

元家族たちは、私が「貧困街で野垂れ死ぬ哀れな女」だと見下し、勝ち誇っていた。
だが、彼らは致命的な勘違いをしていたのだ。

泥だらけの私を迎えに来た不気味なバイクの男が、実は国家トップクラスの超巨大財閥の御曹司であることも。
私の本当の実家が、誰もがひれ伏す歴史ある名门一族だということも。

そして何より、彼らが無能だと見くびっていた私自身が、各界の重鎮たちが縋る名医であり、世界のファッション界を裏から牛耳る「伝説の天才デザイナー」であるということを!

「今まで苦労をかけたね、私たちの愛しいお姫様」
待ち受けていたのは、超過保護な両親と、不器用ながらも妹を全力で守る身内たちによる、規格外の溺爱ラグジュアリーライフ。

一方、本物の天才を自らドブに捨てた元家族や元婚約者には、取り返しのつかない破滅と、血を吐くような「絶望の後悔タイム」が幕を開ける!

どん底から世界の頂点へ駆け上がる、爽快感100%の現代逆転シンデレラストーリー!
二百兆円の棚ぼた

二百兆円の棚ぼた

3.4k 閲覧数 · 連載中 · 文机硯
配達で生計を立てるダメ男、弓場風太郎は、彼女に裏切られ、御曹司に金で辱められた。

彼が絶望の淵にいるまさにその時、突然、思いもかけない横財、十兆円が舞い込んできた。

そこから、彼は逆転の人生を歩み始め、大富豪への道を邁進していく……
運命のゲーム

運命のゲーム

7.6k 閲覧数 · 完結 · Dripping Creativity
アミーの狼はまだ姿を現していない。でもそれがどうした?彼女には素晴らしいパック、親友たち、そして愛する家族がいる。アルファを含む皆が、彼女はそのままで完璧だと言ってくれる。しかし、運命の相手を見つけた彼女が拒絶されるまでは。心を痛めたアミーは全てから逃げ出し、新しい人生を始める。もうオオカミも、パックも必要ない。

フィンレイが彼女を見つけたとき、彼女は人間の中で暮らしていた。彼は自分の存在を認めようとしない頑固な狼に心を奪われる。彼女は彼の運命の相手ではないかもしれないが、彼は彼女をパックの一員にしたいと思う。潜在的な狼であろうとなかろうと。

アミーは彼女の人生に入り込み、パックの生活に引き戻すアルファの魅力に抗えない。彼女は長い間感じなかった幸せを見つけるだけでなく、ついに彼女の狼も目覚める。フィンレイは彼女の運命の相手ではないが、親友になる。パックの他のトップ狼たちと共に、彼らは最高で最強のパックを作るために働く。

パックの順位を今後10年間決定するパックゲームの時が来ると、アミーは古いパックと向き合わなければならない。10年ぶりに彼女を拒絶した男性を見たとき、彼女が知っていたと思っていたすべてが覆される。アミーとフィンレイは新しい現実に適応し、パックのための道を見つける必要がある。しかし、この予想外の展開は彼らを引き離してしまうのだろうか?
真の令嬢は万の顔を持つ

真の令嬢は万の顔を持つ

105.7k 閲覧数 · 完結 · 相葉悠衣
吉崎家に「身代わり」として育てられた本物のお嬢様・吉崎直子は、偽物のお嬢様の盗作を暴いた後、逆に追い出されてしまう。周囲の人々は彼女の落ちぶれる姿を嘲笑おうと待ち構えていたが、彼女が数多くの顔を持つことなど誰も知らなかった――国際的ジュエリーデザイナー「Queen」、スポーツの天才プレイヤー「直様」、世界一の女性ハッカー「零(ゼロ)」、神医の後継者……。

傲慢な御曹司・羽島浩介が彼女を救うために骨折し、白石家のお爺さんが彼女を跡継ぎとして認め、林原財閥が彼女の本当の身分を明かした時――なんと、あの見下されていた「田舎者」こそが、真の商業帝国の後継者だったのだ!

そして、かつて高みから見下ろしていた偽物のお嬢様は、盗作しかできない道化に過ぎなかった。

全ての仮面が剥がれ落ちた時、全世界が彼女の足元で震撼する――。
彼女はもう、疲れた

彼女はもう、疲れた

19.4k 閲覧数 · 連載中 · 桜井 ゆい​
夫が妊娠した愛人に惜しみなく注ぐ溺愛のまなざしを、ただ見つめながら、私は医師の言葉を胸の奥で反芻していた――余命は、あと三ヶ月です。

十年ものあいだ、私は幽鬼のようにこの豪邸に閉じ込められ、身を削って家計を支え、彼の吐くその場しのぎの嘘を飲み込み、彼が一片の心も寄せたことのない結婚生活を守り続けてきた。彼は確信していたはずだ、私が逃げ出せるはずがないと。母の癌治療費は、すべて彼の施しで成り立っていたのだから。

それは間違いじゃない。たしかに、金は必要だった。

でも――私はもう、残りの人生すべてを、彼が誰かを愛するのを見て過ごすために生きたくはない。

離婚届は、もうテーブルの上にある。今度こそ、私は懇願しない。縋りついたりもしない。

私が選ぶのは、私自身だ。
元恋人の叔父に拾われた夜、私は彼という名の「毒」に溺れる

元恋人の叔父に拾われた夜、私は彼という名の「毒」に溺れる

11.5k 閲覧数 · 連載中 · 南宮
元恋人に裏切られ、冷たい玄関先で殺意を向けられたあの日。
私を見捨てた男ではなく、彼が一番恐れていた「危険な叔父」が、暗闇から現れた。
その腕の中だけが、この二年で初めて私を孤独から救い出した。
「次、誰かが君を傷つけたら、こうするんだ」 渡された銃の重みが、私の心に深く刻まれる。
私は逃げ出したかったはずなのに、いま、彼の甘い視線から離れられずにいる。 救いなどいらない。
ただ、この危険な男の「所有物」になりたい。
人生を謳歌する

人生を謳歌する

2.7k 閲覧数 · 連載中 · 午前零時
大学生である私は、兄の家に住んでいた。兄嫁は魅力的で優しく、彼女のすべてが私が理想とする女性像そのものだった。青春真っ只中の私は、彼女と親密になることを夢見ることが多かった。そのような考えが間違っていることは十分にわかっていたので、できるだけ彼女と接しないようにしていた。しかし、驚いたことに、兄が勃起不全であることを知り、彼らは長い間夫婦生活を送っていないことがわかった。彼女は子供を強く望んでいて、兄が彼女を妊娠させることができないために、何度も涙を流していた。ある夜、彼女は私の部屋に入ってきて、「私に子供を授かってくれないか?」と尋ねた。パニックと興奮の間で、私は彼女の目を見ることができなかった。私はどうすればよかったのだろうか?
億万長者のシンデレラ

億万長者のシンデレラ

47.3k 閲覧数 · 完結 · Laurie
「キスはしない」彼の声は冷たかった。
そうよね、これはただのビジネスだもの……
でも、彼の触れる手は温かくて……誘惑的で……
「処女なのか?」突然、彼は私を見つめた……

*****

エマ・ウェルズ。卒業を控えた女子大生。継母のジェーンと義姉のアンナから虐待を受け続けてきた彼女の人生で、唯一の希望は王子様のような恋人マシュー・デイビッド。世界一幸せな女性にすると約束してくれた人。

しかし、彼女の世界は完全に崩れ去った。継母が老人から結納金として5万ドルを受け取り、彼女を嫁がせることに同意したのだ。さらに追い打ちをかけるように、愛する恋人が親友のビビアン・ストーンと浮気をしていたことを知る。

土砂降りの雨の中、通りを歩きながら、彼女は絶望の淵に立たされていた……

拳を握りしめ、決意した。売られる運命なら、自分で売り手になってやる。

豪華な車の前に飛び出し、立ち止まる。自分の処女は一体いくらの価値があるのだろう……

*****

デイリー更新
不倫夫を捨てた夜、私は新しい彼に抱かれる

不倫夫を捨てた夜、私は新しい彼に抱かれる

5.1m 閲覧数 · 完結 · 七海
初恋から結婚まで、片時も離れなかった私たち。
しかし結婚7年目、夫は秘書との不倫に溺れた。

私の誕生日に愛人と旅行に行き、結婚記念日にはあろうことか、私たちの寝室で彼女を抱いた夫。
心が壊れた私は、彼を騙して離婚届にサインをさせた。

「どうせ俺から離れられないだろう」
そう高をくくっていた夫の顔に、受理された離婚届を叩きつける。

「今この瞬間から、私の人生から消え失せて!」

初めて焦燥に駆られ、すがりついてくる夫。
その夜、鳴り止まない私のスマホに出たのは、新しい恋人の彼だった。

「知らないのか?」
受話器の向こうで、彼は低く笑った。
「良き元カレというのは、死人のように静かなものだよ?」

「彼女を出せ!」と激昂する元夫に、彼は冷たく言い放つ。

「それは無理だね」
私の寝顔に優しくキスを落としながら、彼は勝ち誇ったように告げた。
「彼女はクタクタになって、さっき眠ってしまったから」