裏切りの代償は、外科医の私が頂く。――地獄の婚約パーティーでの完璧な手際

裏切りの代償は、外科医の私が頂く。――地獄の婚約パーティーでの完璧な手際

ほしの ちなつ · 連載中 · 156.7k 文字

979
トレンド
2k
閲覧数
42
追加済み
本棚に追加
読み始める
共有:facebooktwitterpinterestwhatsappreddit

紹介

メスを握る私の手は、夫の卑劣な嘘を暴くためにも使われる。
三年の献身を捧げた結婚生活は、彼と義妹による裏切りによって灰になった。
家族の偏愛、精神的支配、繰り返される裏切り。
全てに決別するため、私は外科医としての未来を選び、独りで歩き出す。
復讐は、彼らが最も幸せだと信じているその瞬間に。
婚約パーティーという晴れ舞台で、私は外科医らしい完璧な手際で、二人の化けの皮を剥ぎ取ってあげる。

チャプター 1

酒井蒼真は、浮気をした。

三日前。心海は八時間にも及ぶ手術を終え、ふらふらの足取りで病院を出たその瞬間――匿名で送られてきた一枚の写真を受け取った。

そこに写っていたのは、つい先日まで「記念日は一緒に過ごせない。すまない」と申し訳なさそうに言っていた夫だった。H市で別の女と遊び回り、挙げ句の果てには同じベッドで裸のまま向き合っている。

心海は、そこから三日間、夢遊病者みたいに過ごした。

そして今日、酒井蒼真の『出張』がようやく終わった。

同じ病院に勤務している心海は、彼が戻ったと聞いた瞬間、酒井蒼真の執務室へ駆け込んだ。

ドアの前で長いこと立ち尽くし、ようやく操り人形のように手を上げてノックする。

「入れ」

ドアを押して入ると、男はデスクの向こうでカルテに視線を落とし、黙々と書きつけていた。出張明けの眉間には疲れが濃い。

「どうした」

酒井蒼真は顔も上げない。

心海は笑みを作り、書類をサイン欄のページで開いて差し出した。

「備品の購買契約です。前から話が出てた、最新の探入式デバイスを産婦人科に入れる件」

酒井蒼真は科の責任者だ。機器の購買契約はすべて彼の署名が必要だった。

「操作も簡単で、外科のスタッフでもマニュアル通りに使えます。治療効率、かなり上がるはずです」

酒井蒼真は軽くうなずき、受け取ると末尾にさらりと署名した。

「ご苦労。今夜は同僚と食事だ。待たなくていい」

心海は一瞬だけ間を置き、平然と答える。

「わかった」

書類を抱えて外へ出る。通りがかった手術室のほうから、かすかな物音がした。

何が起きているかなんて、もうわかっている。胸がぎゅっと詰まったのに、心海は聞こえなかったふりをして、まっすぐ歩いて離れた。

自分の科に戻ったところで、ドアがノックされた。

心海は視線を上げ、静かに言う。

「どうぞ」

「先生」

入ってきたのは、教え子の宮本有紗だった。

宮本有紗は顔をくしゃっとさせ、悩み抜いたように口を開く。

「本当に、海外研修の枠……申請しちゃうんですか? 三年ですよ。三年も行ったら……お義兄さんはどうするんですか」

心海には、これまでにも似た機会がいくつもあった。行けば確実に昇進できる。

それでも彼女は、酒井蒼真のために毎回断ってきた。

最初は宮本有紗も「もったいない」と思っていた。能力でいえば、先生が酒井蒼真に劣るわけがない。それなのに家庭のために自分のキャリアを削るなんて、と。

だが時間が経つにつれ、二人の仲の良さに惹かれ、陰でこっそり推すようにさえなっていた。

そんな心海が、今回に限って突然「行く」と言った。宮本有紗が呆然とするのも無理はない。

心海はうなずき、あくまで淡々と言った。

「もう主任に申請書は出した。……彼のことは、私が片づける」

そう言いながら、手元の購買契約書をそっとずらす。下から現れたのは、離婚協議書だった。

心海は指先で、酒井蒼真の署名の上をゆっくりとなぞる。

脳裏に浮かんだのは三年前、あの男の揺るぎない表情。

――この酒井蒼真、生涯、心海だけを愛する。

誓いの声が、まだ耳に残っている。

けれど結婚してたった三年。

「お前しかいない」だった酒井蒼真は、もう別の女に視線を移している。しかも結婚記念日当日に「出張」と嘘をつき、H市でその女とデートに興じていた。

写真が心海のスマホに届いた時、彼女は八時間近い手術を終えた直後で――画面を見た瞬間、膝が抜けて宮本有紗に倒れ込んだ。

どうして。

酒井蒼真が、私を裏切るなんて。

心海は必死に「偽物だ」と証明しようとした。

だが糸を一本ずつほどくうちに、これまで見ないふりをしてきた違和感が次々と浮き上がり、神経を刃で削られるようだった。

彼が言っていた残業は、彼女の誕生日に別の女と過ごすため。

急患だと言ったのは、彼女が「急に山で日の出を見たい」と言い出したから。

さらには高熱で意識を失っている彼女を置いて、別の女と犬の誕生日を祝っていたことさえある。

「……もういい」

心海は思考を断ち切り、笑って言った。

「私たちの間に誤解なんてない」

宮本有紗は肩を落としたが、心海の決意が揺るがないと見て、それ以上は言わなかった。

午後は患者も少なく、心海はきっかり五時に退勤した。

帰り際、酒井蒼真の執務室の前を通る。ドアがわずかに開いていて、中からひそひそと話す声が漏れてきた。

その声に、足が止まる。

「蒼真兄……さっき、ちょっと痛かった……」

「大丈夫だって言ったのに。あなたが自分で診るって聞かないから」

男女の声が絡み合い、心海の耳に突き刺さる。

視線が勝手に中へ吸い寄せられ――藤井愛美が頬を赤らめてベッドの縁に座り、酒井蒼真はティッシュで指を拭いていた。

酒井蒼真は伏し目がちに、甘やかすように言う。

「他人に診せるのは不安だ」

藤井愛美は小さく鼻を鳴らし、ぷいと横を向いた。

その瞬間、ふいに視線が心海とぶつかる。

藤井愛美は眉を上げ、唇の端に挑発的な笑みを刻むと、見せつけるように酒井蒼真の服の裾をつかんだ。

心海の手が、体の横でぎゅっと握り締められる。

ゆっくり顔を上げると、ワンテンポ遅れて振り向いた酒井蒼真と目が合った。

男は平然と視線を外し、何かを低く言う。

藤井愛美はすぐに口元をゆがめて笑った。

その眩しいほどの笑顔が、心海の目を刺す。

心海はほとんど逃げるように視線をそらし、足早に病院を出た。

家に着いて間もなく、外から車のエンジン音。

酒井蒼真だ。

以前なら飛び出して迎えに行っただろう。

だが今の心海は、疲れ切った顔でソファに座り、黙って男が入ってくるのを見ていた。

白衣を脱いだ酒井蒼真は、シンプルなシャツにスラックス。それでも妙に気品だけは崩れない。

「飯、作ってないのか」

酒井蒼真は自然体で言う。

心海は答えず、逆に問う。

「今夜、同僚と食事じゃなかったの?」

「仕方ないね。家で酢の瓶でもひっくり返したのかと思ったよ」

酒井蒼真は口元に微かな笑みを浮かべ、からかうように言った。

「これ以上遅く帰っていたら、家まで浸水するところだった」

胸の奥が、きゅうっと痛んだ。

抑えきれない酸味が広がり、目の奥が熱くなる。

「酒井蒼真……何か言うこと、ないの?」

心海はとうとう堪えきれずに問うた。

酒井蒼真は笑みを消し、淡々と言う。

「普通の身体チェックをしただけだ。変な勘繰りをするな」

「身体チェック?」

心海の声には刺が混じった。

「いつから外科の酒井主任が、婦人科の診察まで兼任するようになったの」

「心海。俺と愛美の関係を疑ってるのか」

声が低く沈む。

愛美。

その呼び方の親しさが、心海の神経を逆なでする。

昔、彼は藤井愛美の名を出す時は、いつも距離を置いた口調だったのに。

いつから、そんな呼び方をするようになった?

疑念と探りが渦を巻き、理性がぐしゃぐしゃになる。

爪が肉に食い込み、掌がじっとり湿った。

酒井蒼真は苛立たしげに吐き捨てる。

「いつからそんなに考えが汚くなった。愛美はお前の妹だ。たとえ結婚を知らなくても、俺は義兄だろうが」

「お前の目には、俺がそんなことをする男に見えるのか」

「それに、もし本気で愛美に気があったなら――あいつが藤井家に戻ってきた時点で、最初から愛美を選べただろ。わざわざ叩かれてまで、お前と結婚する必要なんてない」

言葉が、雷のように耳元で炸裂した。

頭が真っ白になるのに、思考だけが勝手に回り出す。

――そうだ。

心海は、そもそも藤井家の実の娘ではない。

最新チャプター

おすすめ 😍

溺愛令嬢の正体は、まさかの霊能界トップ!?

溺愛令嬢の正体は、まさかの霊能界トップ!?

261.4k 閲覧数 · 連載中 · 朝霧祈
原口家に取り違えられた本物のお嬢様・原田麻友は、ようやく本家の原田家に戻された。
──が、彼女は社交界に背を向け、「配信者」として自由気ままに活動を始める。
江城市の上流社会はこぞって彼女の失敗を待ち構えていた。
だが、待てど暮らせど笑い話は聞こえてこない。
代わりに、次々と大物たちが彼女の配信に押しかけてくるのだった。
「マスター、俺の命を救ってくれ!」──某財閥の若社長
「マスター、厄介な女運を断ち切って!」──人気俳優
「マスター、研究所の風水を見てほしい!」──天才科学者
そして、ひときわ怪しい声が囁く。
「……まゆ、俺の嫁だろ? ギュってさせろ。」
視聴者たち:「なんであの人だけ扱いが違うの!?」
原田麻友:「……私も知りたいわ。」
二度目はない 動じず咲く

二度目はない 動じず咲く

98.8k 閲覧数 · 完結 · Gloria Fox
結婚式の一ヶ月前、私は一年かけて自らの手で縫い上げたウェディングドレスを燃やした。

婚約者は身ごもった愛人を腕に抱き寄せたままそこに立ち、私を鼻で笑っていた。「俺がいなきゃ、お前なんて何の価値もない」

私はきびすを返し、この街で最も裕福な男の扉を叩いた。「ロック氏、政略結婚にご興味はおありですか? 千億ドル相当の株式――それに加え、未来のビジネス帝国も無料でお付けいたしますわ」
本物令嬢の正体がばれました

本物令嬢の正体がばれました

122.8k 閲覧数 · 連載中 · ワニノコ
新谷南は新谷家で二十年も育てられたのに、本当の娘が戻ってきた途端、あっさり家を追い出された。

デザイン部のディレクターの席? 本当の娘へ。
何千万円もの価値がある婚約話? 本当の娘へ。

会社中の人間が、彼女という「野良扱いの娘」がどう転げ落ちていくか、笑いものにしようと様子をうかがっていた。

そんなある日、世界限定二十台の高級バイクが会社の前に止まる。降りてきた不良っぽいイケメンが言った。

「妹、兄貴と一緒に帰るぞ」

新谷家の人間「……は?」

そのあとで彼らはようやく知ることになる。

彼女こそ、国内外の美術館の館長たちが面会待ちの列を作る「南先生」と呼ばれるアーティストであり、
新谷グループの全受賞特許の名義人であり、
さらに、伝説の「国家並みの資産を持つ」と噂される周防家の、本当の長女だということを。

大手財閥の若き当主は、封印していた婚約書を取り出し、薄く唇を吊り上げる。

「なるほど。俺の本当の婚約者は、君だったわけか」
社長、突然の三つ子ができました!

社長、突然の三つ子ができました!

255.5k 閲覧数 · 連載中 · キノコ屋
五年前、私は継姉に薬を盛られた。学費に迫られ、私は全てを飲み込んだ。彼の熱い息が耳元に触れ、荒い指先が腿を撫でるたび、震えるような快感が走った。

あの忌まわしい夜から逃げるように去った私だったが、ほどなくして三つ子を妊娠していることに気付く。

五年後、医療界の新星として戻ってきた私は、継母、継姉、実の父へ全ての仕返しを誓う。

その時、彼が現れた。三人の小さな自分そっくりの顔をじっと見つめながら、優しく「パパ」と呼ぶよう子供たちを誘う彼。

ふとシャツのボタンを外し、悪戯っぽく笑って言った――

「どうだい、あの夜の熱をもう一度味わってみないか?」
つわり発覚!? 禁欲上司に甘やかされすぎて、胸キュンが止まりません!

つわり発覚!? 禁欲上司に甘やかされすぎて、胸キュンが止まりません!

24.7k 閲覧数 · 連載中 · 佐伯綾子
結婚3周年の記念日、私は妊娠検査薬の書き込み(結果)をプレゼントとして夫に贈った。だけど、返ってきたのは1枚の写真――女の胸に添えられた、男の手。その指に光る結婚指輪が、すべてを物語っていた。

それは私の夫の手。――彼は、浮気をしていた。
マフィア姫の帰還

マフィア姫の帰還

35.3k 閲覧数 · 完結 · Tonje Unosen
タリアは何年ものあいだ、母と義理の妹、そして継父と暮らしてきた。だがある日、ついにそこから逃げ出すことに成功する。

ところがその直後、自分にはまだ外に家族がいるのだと知る。そして本当に自分を愛してくれる人たちが大勢いることも――そんなものは今まで感じたことがなかった。少なくとも、彼女の記憶にあるかぎりでは。

タリアは人を信じることを学ばなければならない。新しくできた兄たちにも、ありのままの自分を受け入れてもらわなければならないのだ。
跡継ぎ問題に悩む御曹司様、私がお世継ぎを産んで差し上げます~十代続いた一人っ子家系に、まさかの四つ子が大誕生!~

跡継ぎ問題に悩む御曹司様、私がお世継ぎを産んで差し上げます~十代続いた一人っ子家系に、まさかの四つ子が大誕生!~

376.3k 閲覧数 · 連載中 · 蜜柑
六年前、藤堂光瑠は身覚えのない一夜を過ごした。夫の薄井宴は「貞操観念が足りない」と激怒し、離婚届を突きつけて家から追い出した。
それから六年後——光瑠が子どもたちを連れて帰ってきた。その中に、幼い頃の自分にそっくりの少年の顔を見た瞬間、宴はすべてを悟る。あの夜の“よこしまな男”は、まさに自分自身だったのだ!
後悔と狂喜に押し流され、クールだった社長の仮面は剥がれ落ちた。今や彼は妻の元へ戻るため、ストーカーのようにまとわりつき、「今夜こそは……」とベッドの隙間をうかがう毎日。
しかし、彼女が他人と再婚すると知った時、宴の我慢は限界を超えた。式場に殴り込み、ガシャーン!と宴の席をめちゃくちゃに破壊し、宴の手を握りしめて歯ぎしりしながら咆哮する。「おい、俺という夫が、まだ生きているっていうのに……!」
周りの人々は仰天、「ええっ?!あの薄井さんが!?」
すべてを奪われた令嬢は、やり直しの人生で微笑む

すべてを奪われた令嬢は、やり直しの人生で微笑む

23.5k 閲覧数 · 連載中 · 夢物語
冷たい土の中、私はゆっくりと息絶えようとしていた。
視界を染めるのは絶望の闇。そして、耳元に届くのは――従妹・原田紀奈の、歪んだ嘲笑。

「お姉ちゃん、恨むなら自分の甘さを恨みなさい」

父の薬をすり替え、母を死に追いやり、兄の事故さえ仕組んだ。すべては、目の前で笑うこの女の仕業だった。
さらに突きつけられる、あまりにも残酷な真実。

「あなたの婚約者はね、あなたが身を削って得たお金で、私への婚約指輪を買ったのよ?」

――すべてを奪われ、絶望の中で命を落とした、はずだった。

しかし、次に目を覚ますと、そこは見覚えのある「19歳の誕生日パーティー」の会場。
前世と同じように、婚約者の七瀬崚介が私に無実の罪を着せ、謝罪を迫っている。

(……でも、もう私は、あの頃の愚かな人形じゃない)

奪われた人生も、向けられた悪意も、そのすべてを覚えている。
今度は、私が奪い返す番。
裏切り者たちに、地獄以上の絶望を――たっぷり利子を付けて、返してあげる。
彼女を誘惑して、一夜で虜になった

彼女を誘惑して、一夜で虜になった

77.3k 閲覧数 · 連載中 · 月見光
結婚して三年——
彼は毎晩、私を抱きながらも、心はいつも“好きな人”にあった。
私は必死に「今泉夫人」としての役目を果たし、
愛のない結婚を繋ぎとめようとしていた。

けれど、妊娠がわかったあの日——
最愛の夫は私を手術台に押しつけて言った。
「小島麻央、子供とお前、どちらかしか生かせない。」
その言葉で、私の世界は雲散霧消した。粉々になった心を抱えて、私はすべてを捨てて去った。
──再会した時、
私はもう、かつての小島麻央ではなかった。
世界を驚かせるほど、美しく、強く、生まれ変わったのだ。跪く元夫が囁く。「麻央、帰ってきてくれ……」私は微笑んで答えた。「ごめんなさい。もう男には興味ないの。」その瞬間、彼は私を抱き寄せ、低く笑った。
「昨夜の君は、そうは言わなかっただろ……?」
追放された偽物の娘、その正体は最強でした

追放された偽物の娘、その正体は最強でした

365.7k 閲覧数 · 連載中 · ゲゲゲ
「本物の娘が見つかった。お前はもう用済みだ」
あの子が現れたその日、私は『偽物の娘』として家を追い出された。
渡されたのは、わずかな小銭と地方行きの片道切符だけ。
さらに婚約者は私をゴミのように捨て、その日のうちに『本物』であるあの子にプロポーズした。

……上等じゃない。せいぜい勝った気でいればいいわ。
だって彼らは、私の【本当の顔】を何一つ知らないのだから。

名門病院が見放した命を救う『天才外科医』。
オークションで数億円の値を叩き出す『伝説の画家』。
裏社会の闘技場で無敗を誇る『影の女王』。
そして――彼らの全財産すら小銭に思えるほどの『真の巨大財閥の後継者』であることを。

今さら元婚約者が土下座で許しを請おうと、本物の娘が嫉妬で狂いそうになろうと、もう遅い。
かつて私に婚約破棄の書類を叩きつけた冷酷で傲慢なCEOでさえ、今や何かに取り憑かれたように私を追い回し、「もう一度だけチャンスをくれ」とすがりついてくる始末。

私を捨てて、自分たちの人生を『アップグレード』したつもり?
笑わせないで。最初から、圧倒的に上の存在だったのは私のほうよ。
離婚後、ママと子供が世界中で大活躍

離婚後、ママと子供が世界中で大活躍

179k 閲覧数 · 連載中 · yoake
18歳の彼女は、下半身不随の御曹司と結婚する。
本来の花嫁である義理の妹の身代わりとして。

2年間、彼の人生で最も暗い時期に寄り添い続けた。
しかし――

妹の帰還により、彼らの結婚生活は揺らぎ始める。
共に過ごした日々は、妹の存在の前では何の意味も持たないのか。
令嬢は離婚を機に大富豪への道を歩む

令嬢は離婚を機に大富豪への道を歩む

750.2k 閲覧数 · 連載中 · 蜜柑
天才陰陽師だった御影星奈は、かつて恋愛脳のどん底に落ち、愛する男のために七年もの間、辱めに耐え続けてきた。しかしついに、ある日はっと我に返る。
「瀬央千弥、離婚して」
周りの連中はこぞって彼女を嘲笑った。あの瀬央様がいなくなったら、御影星奈は惨めな人生を送るに決まっていると。
ところが実際は――
財閥の名家がこぞって彼女を賓客として招き入れ、トップ俳優や女優が熱狂的なファンに。さらに四人の、並々ならぬ経歴を持つ兄弟子たちまで現れて……。
実家の御影家は後悔し、養女を追い出してまで彼女を迎え入れようとする。
そして元夫も、悔恨の表情で彼女を見つめ、「許してくれ」と懇願してきた。
御影星奈は少し眉を上げ、冷笑いを浮かべて言った。
「今の私に、あなたたちが手が届くと思う?」
――もう、私とあなたたちは釣り合わないのよ!