追放された私が真の継承者だった件。今さら戻れと言われても、もう手遅れです

追放された私が真の継承者だった件。今さら戻れと言われても、もう手遅れです

星埜雪奈 · 連載中 · 646.9k 文字

277
トレンド
50.8k
閲覧数
762
追加済み
本棚に追加
読み始める
共有:facebooktwitterpinterestwhatsappreddit

紹介

家族に捨てられ、私はようやく偽りの温もりを切り捨てた。
けれど、私の本質を隠し通すことは誰にもできない。
隠された私の正体は、この国で最も裕福な一族の継承者。
かつての家族が私を見失っている間に、私は全ての支配者となり、この街の頂点に君臨する男の視線を独占する。
彼が私に捧げる愛は、ただの寵愛ではない――世界を敵に回してでも守り抜く、狂おしいまでの執着だ。

チャプター 1

空港ラウンジ。

養父の黒田守が向かいに座り、名残惜しさを滲ませた声で言った。

「理沙、向こうに着いたら……ちゃんと大人しくしてろ。実の親は生活が少し苦しいかもしれないが、お前の血の繋がった家族だ。黒田の家で身についたわがままも、少しは控えなさい」

声は大きくも小さくもない。周囲の客が、はっきり聞き取れる程度――まるで聞かせるための音量だ。

黒田理沙は視線を上げた。澄んだ瞳に映るのは、どこか疲れの滲む養父の顔。

返事はしない。ただ、静かに見つめ返す。

その視線が落ち着かなかったのか、黒田守は目を逸らし、咳払いをして言い添える。

「向こうで足りないものがあったら……その、家に電話しなさい」

黒田美沙子がバッグを探り、画面にひびの入った古い携帯電話を取り出すと、理沙の前のローテーブルに置いた。

「持っていきなさい」

苛立ちを隠そうともしない口調。

「向こうは貧しくてスマホも使えないって聞いたわ。古いけど動くんだから、我慢しなさい」

美沙子は首元のカルティエの限定ネックレスを指先で撫で、理沙の冷えた横顔を視界の端で掠める。胸の奥に渦巻くものが、苦いのか甘いのか自分でも分からない。

二十年もこのクソ女を養ってやった。今日でようやく、送り返せる。

――けれど、この先は。

美沙子は黒田守へ身を寄せ、声をぐっと落としてぼやいた。

「この子がいなくなったら、これから誰が料理するの? あなた、他人の飯で平気?」

黒田守はわずかに身を引き、同じく小声で釘を刺す。

「声が大きい」

「本当のことじゃない」

美沙子は口を尖らせ、それでも止まらない。

「理沙の筑前煮、家にシェフを三人も雇ってるのに、誰もあの味を出せないのよ。ここ数日、他人が作ったの食べてるけど……どうにも物足りない。口の中が薄いの」

言いながら、苛立たしげに眉間へ皺を寄せる。

――あの頃。実の娘の美穂が行方不明になったとき、美沙子は泣きすぎて目が潰れるかと思った。

黒田守が『もうひとり養子を迎えよう。心の支えになる』と言い、正気を失っていた彼女は曖昧に頷いた。

だが、この子が家に来た初日から後悔した。

この顔を見るたび、失った美穂を思い出す。

黒田家は江城一の富豪として二十年。

それなのに美穂は外で生きているかも分からない。黒田理沙という雑種だけが、のうのうと黒田家で暮らしている。――そんな理不尽があってたまるものか。

けれど神様は見捨てなかった。美穂は自分で戻ってきた。

さらに都合よく、理沙の実親まで現れた。

スラム街暮らし、無職で無名、しかも役立たずの弟が三人。毎日遊んでぶらぶら。

思い浮かべるだけで、美沙子の口元には笑みが浮かぶ。

いい。きれいさっぱり送り出せる。

料理の腕が惜しい? ――それくらいだ。

ネックレスに触れた瞬間、胸の奥がちくりと痛んだ。

美沙子は眉をしかめ、反射的に胸元を押さえる。少しだけ楽になる。

三か月前の大病。命を持っていかれるところだった。

乳がんの末期で、医者は「一か月もたない」と言った。

そのときの理沙は毎日目の前をうろつき、薬がどうだの何だのと、うるさくて仕方がなかった。

だが美穂が帰ってきた。美穂を見た瞬間、病気が半分治った気がした。

さらに奇跡が起きた。病状がなぜか好転し、再検査では医者が顎が外れそうな顔で言った。腫瘍が完全に消えている、医学的奇跡だと。

美沙子には分かっている。神様の憐れみだ。

美穂は神様が授けた贈り物で、自分を救う天使。

養女の理沙が『私の薬が効いた』などと言っていたのは、ただの戯言。

そんな縁起でもないものは、さっさと遠ざけるに限る。

「姉ちゃん……悲しまないで。あんな辺鄙な場所、女の子が帰ったら危ないこともあるかもしれない。だから向こうでは、ちゃんと自分を守って……」

声をかけたのは黒田美穂。黒田家が二十年前に失った実の娘だ。

理沙の隣に座り、手を握る。目元は赤い。

けれど、その瞳の奥にある得意げな光は隠しきれていない。

実親の家は飯も満足に食えず、役立たずの弟が三人。帰ったところで苦労と雑事と暴言が待っている――そう思うと、言いようのない優越感が胸に湧いた。

「でも安心して。私、毎月お小遣いを送るから。多くはないけど、生活の足しにはなるよ。姉妹だもん。苦しませっぱなしは嫌だし」

周囲の視線が集まり、すぐに感嘆の声が上がった。

「なんて優しい子!」

「黒田家は福があるねえ、実の娘さんがこんなに善良で」

理沙は握られた手を見下ろす。指先がひんやり冷たい。

視線を上げ、涙を溜めた美穂の瞳と向き合っても、冷えた眼差しに波は立たない。

すっと手を引き抜き、立ち上がる。

「気持ち悪い」

美穂は固まり、涙が一粒、頬を伝った。

「姉ちゃん、辛いのは分かる。でも私、ちょっと羨ましいの。山も川も綺麗なところで暮らせるなんて。私はここに残って、退屈なパーティーに出て、家の仕事を継いで……それに、姉ちゃんが好きだった婚約者とも、代わりに結婚しなきゃいけないんだよ……」

井口家は江城の名門で、黒田家とは婚約関係があった。

美穂が戻ったことで、その婚約は当然のように彼女へ移った。

理沙の口元が、ごく薄く弧を描く。冬の夜の霜のような笑み。

「そのクズ男、欲しいならどうぞ」

美穂の表情が一瞬固まる。

井口景太。江城・井口家の一人息子で、若く有能、顔もいい。令嬢たちが群がる玉の輿。

婚約がなければ手が届かない相手――その男を「クズ」だと言うのか。

「黒田理沙!」

美沙子が勢いよく立ち上がり、数歩で理沙の前に詰め寄った。

「なんて意地の悪い言い方するの! 美穂がわざわざ送ってやるっていうのに、感謝もしないで皮肉? 二十年育てて、こんな恩知らずにした覚えはないわ!」

理沙は足を止め、振り返る。視線を淡く美沙子に落とした。

唇を少しだけ動かす。

「二十年で、私にいくら使った? 数字、出してあげようか?」

美沙子の顔がこわばる。

理沙はそれ以上見ず、リュックを掴んで歩き出した。

セキュリティチェックゲート。リュックをベルトコンベアに載せた瞬間――赤いランプが点滅した。

けたたましい警報音が、待合の静けさを切り裂く。

警官が二名、早足で近づく。

「お客様、荷物の確認にご協力ください。開封します」

検査員がリュックを開き、内ポケットから密封された小さな袋をいくつか取り出した。

透明の袋に入っているのは、干からびた植物の実。――ケシ殻。

理沙は眉を寄せ、顔を横に向ける。コンベアの向こう、数歩先の美穂を見据えた。

美穂はさっきまでの名残惜しい顔を保っているのに、赤い点滅を見た一瞬、瞳の奥にきらりと走る光があった。

願いが叶った者の光。

理沙はそれを見て、静かに理解した。

――ここで待っていたんだ。

美穂が近づき、震えを混ぜた声で言う。

「姉ちゃん……どうして、こんなものを……」

そして、何かに気づいたように続けた。

「だから……だから、パパとママが、姉ちゃんの料理をあんなに好きだったの……。何年も食べて、ちょっとでも食べないと恋しくなるくらい。姉ちゃん、ずっと料理にこれを入れてたの?」

人混みに押し入ってきた美沙子は、その言葉で立ち尽くした。

この三か月、食事が味気なく感じたこと。さっきまで「筑前煮の味が忘れられない」とこぼしていた自分。

美沙子は理沙を睨みつけ、嫌悪の奥に恐怖を混ぜた目をした。

「私たちに毒を盛ったの?」

黒田守の顔が怒りで青黒くなる。

「理沙……黒田家が二十年育てたのは、こういう報いを受けるためか?」

そのとき、美穂が一歩前に出て美沙子の腕を掴む。声は柔らかい。

「ママ、そんなふうに姉ちゃんを責めないで……。姉ちゃん、ずっとこの家で一人で育って、不安だったのかもしれない。だから、私たちにもっと好きになってほしくて、料理で……」

言いかけて、はっとしたように止める。

「……私が悪い。私が戻ってこなければ、姉ちゃんもこんな危ないこと、しなかったのに……」

善良で、加害者さえ庇う娘。

悪辣で、育ててくれた家に薬を盛る養女。

その対比は刃物のように美沙子の胸を抉った。怒りが煮え立つ。

美沙子は美穂を強く抱き寄せ、振り返って理沙を睨みつける。

「やっぱり! やっぱりあんたは厄介者だ! 毒を盛って依存させる? 人間なの?」

「今日のことは終わらないわよ! 聞きなさい黒田理沙! 黒田家に迷惑をかけるんじゃない! 薬物はあんたの問題! 黒田家とは一切関係ない! 私たちはもう縁を切った! あんたが生きようが死のうが、関係ない!」

最新チャプター

おすすめ 😍

氷の君と太陽の私

氷の君と太陽の私

107.6k 閲覧数 · 完結 · 鍋部奈
裏切られ、後悔に溺れながら死んだ私は、恐れられ冷酷な婚約者が私を救おうと身を投げる姿を見た。

運命が私を引き戻した——薬を盛られた結婚初夜、彼の腕の中で生まれ変わったのだ。これは私の二度目のチャンス。

かつて逃げ出した男こそが私の運命。彼の狂おしい愛こそが、私の最強の武器。世界が恐れる男を受け入れ、彼の姫となろう。共に、私たちを破滅させた裏切り者どもを灰燼に帰すのだ。

しかし私の突然の献身は、彼に疑念を抱かせる。心を砕いてしまった男に愛を証明するには、どうすればいいのだろう……彼の最も暗い欲望が、私を永遠に縛り付けることだと知りながら。
離婚後、奥さんのマスクが外れた

離婚後、奥さんのマスクが外れた

321.6k 閲覧数 · 連載中 · 来世こそは猫
結婚して2年後、佐藤悟は突然離婚を申し立てた。
彼は言った。「彼女が戻ってきた。離婚しよう。君が欲しいものは何でもあげる。」
結婚して2年後、彼女はもはや彼が自分を愛していない現実を無視できなくなり、過去の関係が感情的な苦痛を引き起こすと、現在の関係に影響を与えることが明らかになった。

山本希は口論を避け、このカップルを祝福することを選び、自分の条件を提示した。
「あなたの最も高価な限定版スポーツカーが欲しい。」
「いいよ。」
「郊外の別荘も。」
「わかった。」
「結婚してからの2年間に得た数十億ドルを分け合うこと。」
「?」
余命宣告された日、帰宅するとベッドに「引き裂かれた愛人の下着」があった

余命宣告された日、帰宅するとベッドに「引き裂かれた愛人の下着」があった

54.9k 閲覧数 · 連載中 · 七海
結婚して5年、夫とは円満だと思っていた。
しかし、運命は残酷だ。

病院で「白血病」という絶望的な診断を受けたその日。
震える足で帰宅した私の目に飛び込んできたのは、夫の裏切りの証拠だった。

私たちの神聖な寝室。
そのベッドの上には、無惨に引き裂かれたレースの下着がわざとらしく残されていたのだ。

それは明らかに、夫の愛人からの宣戦布告。
「あなたはもういらない」と嘲笑うかのような、残酷なマウントだった。

命の期限を突きつけられた日に、愛まで失った私。
絶望の淵で、私はある決断を下す。
監禁から1年、捨てられた令嬢は元婚約者の叔父を娶る

監禁から1年、捨てられた令嬢は元婚約者の叔父を娶る

91.1k 閲覧数 · 連載中 · 鈴木楓花
監禁から1年。ようやく帰宅した今井心晴を待っていたのは、変わり果てた日常だった。
家族は心晴を探そうともせず、あろうことか姉の今井優奈のために盛大な誕生日パーティーを開いていた。
しかも、その横には心晴の元婚約者の姿が……二人は婚約していたのだ。
しかし、心晴はただの被害者ではなかった。
彼女は人知れず巨額の資産と強大なコネクションを築き上げていたのだ。
真実を知った心晴は、復讐の狼煙を上げる。
彼女が選んだ新たなパートナーは、なんと元婚約者の叔父だった。
「これからは私のことを『おばさん』と呼ぶのよ、優奈!」
家族の縁を切った日、兄たちはすべてを失った

家族の縁を切った日、兄たちはすべてを失った

453.6k 閲覧数 · 連載中 · 風見リン
前の人生で両親が交通事故で亡くなった後、長兄は世間体を気にして、事故を起こした運転手の娘を家に引き取った。
公平を期すという名目のもと、兄たちは彼女からリソースを根こそぎ奪い、その尊厳を踏みにじってまで、運転手の娘を支えた。
彼女は兄たちのためにすべてを捧げたというのに、家を追い出され、無残に死んだ。

生まれ変わった今、彼女は人助けの精神などかなぐり捨てた。許さない、和解しない。あなたたちはあなたたちで固まっていればいい。私は一人、輝くだけ。

兄たちは皆、彼女がただ意地を張っているだけだと思っていた。三日もすれば泣きついて戻ってくるだろうと高を括っていたのだ。
だが三日経ち、また三日経っても彼女は戻らない。兄たちは次第に焦り始めた。

長兄:「なぜ最近、こんなに体調が悪いんだ?」――彼女がもう滋養強壮剤を届けてくれないからだ。
次兄:「会社のファイアウォールは、なぜこうも問題ばかり起こす?」――彼女がメンテナンスに来なくなったからだ。
三兄:「新薬の開発が遅々として進まないのはなぜだ?」――彼女が治験をしなくなったからだ。
四兄:「どうしてこんなにつまらない脚本しか上がってこない?」――彼女がもう執筆しないからだ。
五兄:「この義肢は、なぜこんなに出来が悪いんだ?」――彼女が製作をやめたからだ。
六兄:「なぜチームが負けた?」――彼女が脱退したからだ。

兄たちは地に膝をついて許しを請うた。「戻ってきてくれ。俺たちこそが、血を分けた本当の家族じゃないか」

彼女は絶縁状を兄たちの顔に叩きつけ、冷ややかに笑った。
「車が壁にぶつかってから、ようやくハンドルを切ることを覚えたのね。株が上がってから、ようやく買うことを覚え、罪を犯して判決が下ってから、ようやく悔い改めることを覚えた。残念だけど、私は――許さない!」
転生して、家族全員に跪いて懺悔させる

転生して、家族全員に跪いて懺悔させる

327.3k 閲覧数 · 連載中 · 青凪
婚約者が浮気していたなんて、しかもその相手が私の実の妹だったなんて!
婚約者にも妹にも裏切られた私。
さらに悲惨なことに、二人は私の手足を切り落とし、舌を抜き、目の前で体を重ね、そして私を残酷に殺したのです!
骨の髄まで憎い...
しかし幸いなことに、運命の糸が絡み合い、私は蘇ったのです!
二度目の人生、今度は自分のために生き、芸能界の女王になってみせる!
復讐を果たす!
かつて私をいじめ、傷つけた者たちには、十倍の報いを受けさせてやる...
「田舎者」と笑われた私、実は裏社会の女帝でした ~冷徹社長に正体がバレて溺愛される~

「田舎者」と笑われた私、実は裏社会の女帝でした ~冷徹社長に正体がバレて溺愛される~

111.5k 閲覧数 · 連載中 · 68拓海
ある名家から「不吉な忌み子」として捨てられ、世間からは「ただの田舎娘」と嘲笑される少女。
しかし、その正体は……
ファッション界を牽引するカリスマであり、香水界の伝説的な始祖。
さらには裏社会と政財界の命脈を握り、大物たちが跪く「影の支配者」だった!

長きにわたる雌伏の時を経て、彼女はついに帰還する。
奪われたすべてを取り戻し、自分を蔑んだ一族や世間を足元にひれ伏させるために。

一方、彼女の前に立ちはだかるのは、商業界の帝王と呼ばれる冷徹な男。
彼は知らなかった。裏でも表でも自分を脅かす最強の宿敵が、目の前で愛らしく微笑むこの少女だということを。

互いに正体を隠したまま、幾度もの交戦を重ねる二人。
そのスリリングな攻防の中で、二人は互いの秘密と脆さを共有し、やがて敵対関係は唯一無二の愛へと変わっていく。

そして危機が訪れた時、二人はついに仮面を脱ぎ捨て、並び立って頂点へと君臨する。

「君の『仮面』はすべて剥がした。次は、その心を裸にする番だ」
本物令嬢の正体がばれました

本物令嬢の正体がばれました

141k 閲覧数 · 連載中 · ワニノコ
新谷南は新谷家で二十年も育てられたのに、本当の娘が戻ってきた途端、あっさり家を追い出された。

デザイン部のディレクターの席? 本当の娘へ。
何千万円もの価値がある婚約話? 本当の娘へ。

会社中の人間が、彼女という「野良扱いの娘」がどう転げ落ちていくか、笑いものにしようと様子をうかがっていた。

そんなある日、世界限定二十台の高級バイクが会社の前に止まる。降りてきた不良っぽいイケメンが言った。

「妹、兄貴と一緒に帰るぞ」

新谷家の人間「……は?」

そのあとで彼らはようやく知ることになる。

彼女こそ、国内外の美術館の館長たちが面会待ちの列を作る「南先生」と呼ばれるアーティストであり、
新谷グループの全受賞特許の名義人であり、
さらに、伝説の「国家並みの資産を持つ」と噂される周防家の、本当の長女だということを。

大手財閥の若き当主は、封印していた婚約書を取り出し、薄く唇を吊り上げる。

「なるほど。俺の本当の婚約者は、君だったわけか」
つわり発覚!? 禁欲上司に甘やかされすぎて、胸キュンが止まりません!

つわり発覚!? 禁欲上司に甘やかされすぎて、胸キュンが止まりません!

36.7k 閲覧数 · 連載中 · 佐伯綾子
結婚3周年の記念日、私は妊娠検査薬の書き込み(結果)をプレゼントとして夫に贈った。だけど、返ってきたのは1枚の写真――女の胸に添えられた、男の手。その指に光る結婚指輪が、すべてを物語っていた。

それは私の夫の手。――彼は、浮気をしていた。
社長の逃げた妊娠妻

社長の逃げた妊娠妻

11.9k 閲覧数 · 連載中 · ユイ
川崎佑哉は上半身裸のまま、江原安美の上に覆いかぶさり、大きな手で彼女の柔らかな胸を撫で上げた。

江原安美は甘い吐息を漏らしながら喘いだ。「もう我慢できない…ちょうだい…」

川崎佑哉は彼女の体をうつ伏せにひっくり返し、ペニスを彼女の柔らかな臀部の間で前後に擦りつけた後、背後から一気に挿入した。

「江原安美、たとえ離婚しても、お前は一生、俺の下で喘ぐしかないんだ。」


江原安美はまさか自分がいつか、夫・川崎佑哉と彼の愛人のために結婚指輪をデザインすることになるとは思わなかった。そしてさらに届いたのは、一通の離婚届だった。

彼女は迷わずサインし、彼への想いを断ち切り、妊娠検査の結果を隠して、海外へと旅立った。

その後、彼女は海外で大成功を収め、言い寄る男は数知れず。しかし彼は変わった。彼女に執着し、離れようとせず、目を赤くして「もう一度チャンスをくれ」と懇願した。

彼女の小さな宝物が飛び出して彼の前に立ちはだかり、腰に手を当ててこう言った。「ママに追いつきたいなら、まず列に並んでね!」
不倫夫を捨てた夜、私は新しい彼に抱かれる

不倫夫を捨てた夜、私は新しい彼に抱かれる

2.5m 閲覧数 · 連載中 · 七海
初恋から結婚まで、片時も離れなかった私たち。
しかし結婚7年目、夫は秘書との不倫に溺れた。

私の誕生日に愛人と旅行に行き、結婚記念日にはあろうことか、私たちの寝室で彼女を抱いた夫。
心が壊れた私は、彼を騙して離婚届にサインをさせた。

「どうせ俺から離れられないだろう」
そう高をくくっていた夫の顔に、受理された離婚届を叩きつける。

「今この瞬間から、私の人生から消え失せて!」

初めて焦燥に駆られ、すがりついてくる夫。
その夜、鳴り止まない私のスマホに出たのは、新しい恋人の彼だった。

「知らないのか?」
受話器の向こうで、彼は低く笑った。
「良き元カレというのは、死人のように静かなものだよ?」

「彼女を出せ!」と激昂する元夫に、彼は冷たく言い放つ。

「それは無理だね」
私の寝顔に優しくキスを落としながら、彼は勝ち誇ったように告げた。
「彼女はクタクタになって、さっき眠ってしまったから」
彼女を誘惑して、一夜で虜になった

彼女を誘惑して、一夜で虜になった

94.1k 閲覧数 · 連載中 · 月見光
結婚して三年——
彼は毎晩、私を抱きながらも、心はいつも“好きな人”にあった。
私は必死に「今泉夫人」としての役目を果たし、
愛のない結婚を繋ぎとめようとしていた。

けれど、妊娠がわかったあの日——
最愛の夫は私を手術台に押しつけて言った。
「小島麻央、子供とお前、どちらかしか生かせない。」
その言葉で、私の世界は雲散霧消した。粉々になった心を抱えて、私はすべてを捨てて去った。
──再会した時、
私はもう、かつての小島麻央ではなかった。
世界を驚かせるほど、美しく、強く、生まれ変わったのだ。跪く元夫が囁く。「麻央、帰ってきてくれ……」私は微笑んで答えた。「ごめんなさい。もう男には興味ないの。」その瞬間、彼は私を抱き寄せ、低く笑った。
「昨夜の君は、そうは言わなかっただろ……?」